玉ねぎの糖質量とカロリー、栄養素
いつもスーパーに行けば並んでいる、そんな食材は主婦にとっては必要不可欠な存在です。玉ねぎはまさしくそんな食材として相応しい存在です。さまざまな料理に使えて、扱いも難しくない。こんなにも便利で手軽な野菜は、糖質制限に向いているのでしょうか。
身近にいつもあるのにあまり知らない玉ねぎの魅力やカロリー、栄養価、そして糖質などについてお話しします。玉ねぎとは
中央アジアが原産となる玉ねぎは、日本で栽培されるようになったのは明治時代ごろと言われており、あまり歴史は長くありません。一般的に「玉ねぎ」と呼ばれるのは根っこではなく、葉の根元の部分が栄養を吸収し丸く太ったものをさしています。これを「鱗茎(りんけい)」と呼びます。
玉ねぎの品種
玉ねぎの分類を大ざっぱに分けると、辛みの強い「辛玉ねぎ」と、甘みの強い「甘玉ねぎ」の二種類にわけられます。市場によく出回っているもので、包丁などでカットすると目に刺激を受けるものは「辛玉ねぎ」となります。
国内で流通しているタマネギの品種は・黄玉ねぎ類 ・白玉ねぎ類 ・紫(赤)玉ねぎ類 ・小玉ねぎ類 ・ヨーロッパ産のエシャロット
これらが代表格となっています。玉ねぎの旬
玉ねぎは日本各地で栽培され、保存性が大変高いことから通年制の野菜として扱われています。そのため、とくに旬の時期があるというわけではありません。だからスーパーなどでいつも手に入ります。
ただし「新玉ねぎ」だけは異なっており、春にしか手に入れることができません。実際スーパーでも春にしか販売されていないので、見かけることも少なくなります。玉ねぎの持つ栄養素
使い勝手がよく、入手しやすいことから使用頻度の高い玉ねぎですが、残念ながらあまり目立った栄養素というのは存在せず糖質となる炭水化物も多く含まれています。しかしそれでもやはり人間の美と健康に少なからず影響を及ぼす栄養素もありますのでご紹介してみましょう。
カリウム
生のたまねぎには「カリウム」という栄養素が含まれています。玉ねぎの可食部100gに対し約150mg程度のカリウムが含まれています。
カリウムと言うのは体内に蓄積したナトリウムを輩出する効果を高める効果を持っています。カリウムは比較的食事から摂取しやすい栄養素ですが、不足がちなミネラルとして近年注目を集めています。アリシン
栄養素に詳しい方には「アリシン」といえば「にんにく」と答える方も多いことでしょう。実は玉ねぎにもアリシンは存在します。
アリシンというのは刺激成分となる「硫化アリル」の一種です。アリシンは血液をサラサラにする効果が高く、血栓などの予防にも効果が高いと言われています。ビタミンB6
あまり目立った栄養素が少ない玉ねぎの栄養素の中で注目したいのはアリシンと、このビタミンB6です。可食部100gあたりに対し、ビタミンB6はおよそ0.16mgです。
ビタミンB6とは「ピリドキシン」とも呼ばれる、ビタミンB群の仲間です。主に担オ悪質の分解や合成を助けたり、皮膚や粘膜の健康を維持する働きをおこないます。 さらには神経伝達物質の合成にも大きく関与するため、精神状態の不安定なかたに最適です。またホルモンバランスを適正にする働きもある事から、女性にとって強い味方となってくれる野菜です。