チーズは大きく分けて2種類ある
チーズは、大きく分けて2種類に分類できます。1つはナチュラルチーズ、そしてもう1つはプロセスチーズです。ナチュラルチーズはまだ菌による発酵が進んでいるのに対し、プロセスチーズは、ナチュラルチーズを原料に加熱加工されているため、菌の発酵は止まった状態にあります。
ナチュラルチーズはヨーロッパからの輸入品に多く、プロセスチーズは国産のものが多いです。チーズといっても様々! 個性ぞろいのチーズたち!
一言でチーズと言っても、その種類は実にさまざまです。特に、ヨーロッパ原産の本場のナチュラルチーズは、種類が豊富なのが特徴です。
ナチュラルチーズには、フレッシュタイプ、ウォッシュタイプ、ハードタイプ、セミハードタイプ、青カビタイプ、白カビタイプ、シェーブルタイプがあります。1つ1つタイプの特徴を以下にまとめてみました。・フレッシュタイプチーズ:生乳に乳酸菌や酵素を加え、水分を抜いて固めただけのチーズです。菌を熟成させずに作ります。 ・ウォッシュタイプチーズ:洗いながら熟成させたチーズで、匂いがきついのが特徴です。 ・ハードタイプチーズ:チーズに空いた穴が特徴的な、水分量が38%以下のチーズのことを指します。 ・セミハードタイプチーズ:ハードタイプより柔らかく、プロセスチーズよりも少し硬いのが特徴です。 ・青カビタイプチーズ’:代表的なものはブルーチーズで、塩辛く、ワインに良く合うことで知られます。 ・白カビタイプチーズ:代表的なものはカマンベールチーズで、クリーミーな食感が人気のチーズです。 ・シェーブルタイプチーズ:山羊の生乳から作ったチーズのことです。ちなみに、「シェーブル」とはフランス語で山羊という意味です。
気になるチーズの糖質、カロリー、栄養素
ここでは、一般的なプロセスチーズの糖質量、カロリー量、栄養素をご紹介します。
プロセスチーズの糖質量は、100gあたり1.3g、カロリーは339kカロリーです。主な栄養素は、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンA、ビタミンB2、食塩です。プロセスチーズ100gあたりの栄養素の含有量は、タンパク質22.7g、脂質26.0g、炭水化物1.3g、ビタミンA 280μg、ビタミンB2 0.38mg、食塩2.8gとなっています。 チーズに含まれているビタミンAは、美容や風邪予防に効果的な栄養素です。また、ビタミンB2は、脂肪燃焼効果や疲労回復効果があります。糖質的にチーズは太る?
チーズというと、一般的には太るといったイメージがありますが、実は食べ過ぎなければ太ることはありません。ここでは、プロセスチーズをもとに、チーズの糖質や脂質について考えてみましょう。
プロセスチーズ100gあたりに含まれる糖質は1.3g、脂質は26.0gとなっています。糖質でいえば、バナナやみかん、ぶどうなどよりずっと少ない分量です。 また、脂質は26.0gと多めに含まれていますが、チーズに含まれている脂質は、肉などに含まれる脂質と違って細かい形をしているので、脂肪を燃焼しやすいといった利点があります。脂質は腹持ちが良く、空腹感を満たしてくれるので、チーズはダイエットに適した食べ物だと言えます。種類別 チーズの糖質比較
初めに、チーズにもいろいろな種類があることをお話しました。そこで気になるのが、数ある個性豊かなチーズたちの中でも、最も糖質の低いのはどれなのか、ということです。
最も糖質が少ないのは、カマンベールチーズです。糖質は100gあたり0.9gほどです。続いて糖質が少ないのは、ブルーチーズとプロセスチーズです。ブルーチーズの糖質は、100gあたり1.0gほど、プロセスチーズは100gあたり1.3gほどです。 その他のチーズはどうでしょう。ゴーダチーズ、チェダーチーズは100gあたり1.4g、カッテージチーズ、パルメザンチーズは100gあたり1.9g、クリームチーズは100gあたり2.3gとなっています。ここから、クリームチーズが最も糖質が多いチーズだとわかります。