大豆の糖質とカロリー、栄養素、糖質制限中の大豆はOK？
日本人の食卓には欠かせない食品である大豆。そのままでも、加工品としても食卓に上がらない日はないのではないでしょうか。タンパク質、脂質を多く含み、「畑の肉」と呼ばれていて、カロリーは高めですが、低糖質なので糖質制限中でも安心して食べることができます。
また、栄養が豊富なうえ、さまざまな調理との相性もいいので、色んな料理に使われています。パンやスィーツにもできるので 糖質制限中にも飽きにくく、もってこいの食品です。ここでは、日本人になじみの食材「大豆」の栄養素や糖質量と、大豆を使ったおすすめのレシピをご紹介します。大豆の糖質量とカロリー、栄養素
大豆（乾燥）100g中の栄養成分は、 ・たんぱく質：33.8g ・炭水化物：28.8g ・脂質：19.7g ・水溶性食物繊維：1.5g ・不溶性食物繊維：16.4g ・エネルギー：422calです。
全体量の1/3が良質のたんぱく質で 肉や魚に匹敵するくらい多く含んでいます。また、大豆油を搾れるだけあって、脂質も多く含んでいます。その他、ビタミン類もビタミンE、B1、B2などを含み、不溶性食物繊維も多く含まれているので、便秘の改善や腸内の善玉菌を増やす効果があり、ダイエットにも効果的です。さらに 栄養素以外にも、レシチン、サポニン、イソフラボンといったよく耳にする機能性成分を含んでいます。サポニンは、血中コレステロールにいい作用をもたらします。レシチンは、神経の発育を促す効果が期待され、イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをすることで、女性を中心に注目度の高い成分です。大豆は美容と健康には欠かせない食品なのです。 では、今、流行の糖質量はどうなのでしょうか？
大豆は糖質がない？
大豆は栄養面では優秀な食材ですが、糖質量はどれくらいなのでしょうか？ほかの豆類と比べてみましょう。 ・大豆（茹で）：2.7g ・えだまめ：3.8g ・そらまめ：12.9g ・ひよこ豆（茹で）：15.8g ・えんどう豆（茹で）：17.5g （すべて100ｇ中）
こうしてみると、大豆（茹で）は他の豆類と比べて低糖質だとわかります。決して糖質がないわけではありません。枝豆は、大豆の未熟なものなので、大豆の次に糖質は低めですが、他の豆は基本的に糖質が高めで、大豆だけが特別に糖質が少ないということがわかります。炭水化物が多い主食と比べてみると、 ・ごはん（白米）：36.7g ・食パン：44.4g ・餅：49.5g ・中華麺（生）：53.6g ・フランスパン：54.8ｇ ・うどん：55.6g （すべて 100ｇ中）
大豆は主食ではありませんが、炭水化物を多く含む食品です。主食は炭水化物が多いとはいえ、大豆はやはりかなり糖質は低めです。栄養面、糖質量ともに、とても優秀な食品です。糖質制限中のおすすめの大豆の食べ方・糖質オフレシピ
栄養も豊富で糖質も低い大豆は、健康のため美容のため、毎日でも取りたい食品です。糖質制限中でも安心して食べれます。大豆の水煮缶、蒸し大豆などすぐに使える大豆製品がたくさん販売されていますし、大豆粉も最近よく見かけるようになりました。ぜひとも気軽に利用して色んな料理にチャレンジしてみてください。
大豆のサラダ
