プロテインの糖質とカロリー、栄養素
一言にプロテインと言っても、筋力増強のため、減量のためなど目的に合わせて様々な商品が販売されています。ここでは、日本の主なプロテインメーカーのうち3メーカーの、特に減量したい方向けの商品について糖質やカロリー、栄養素について例を挙げて紹介していきます。
国内最大手ブランド・ザバス
■ザバス・ウェイトダウン 大豆由来のたんぱく質を使用したヨーグルト味のプロテインです。糖質の元である炭水化物は1食あたり0.9gとかなり少なく、カロリーも1食あたり79kcalとなっています。たんぱく質は1食で16.8g摂取できます。特徴として、特に減量時に消耗しやすい、身体づくりに欠かせない栄養素である11種類のビタミンと、汗で失われがちな成分であるカルシウム・鉄・マグネシウムが配合されています。
世界有数のブランド・ウィダー
■ウィダー・ウェイトダウンプロテイン 乳清を原料としたたんぱく質を利用した、フルーツミックス味のプロテインです。糖質は4.5g、カロリーは55kcalとカロリーが比較的少なめ。たんぱく質は7.5g摂取することが出来ます。減量時に不足しがちなカルシウムや鉄、ビタミンA・B群(7種)・C・D・Eを添加しています。加えて最も特徴的なのが体脂肪をエネルギーに変える働きを持つ「カルニチン」と食欲をコントロールする働きを持つ「ヒスチジン」、たんぱく質と同時に摂取する事で働きを強め、効率的な身体づくりを行う「EMR(酵素処理ルチン)」、この3つの成分が配合されている点です。
日本の老舗メーカー・Kentai
■Kentai・ウエイトダウンソイプロテイン 大豆を原料としたたんぱく質を利用した、バナナ味のプロテインです。糖質は2.3g、カロリーは76.4kcal。たんぱく質は14.0g摂ることが出来ます。身体づくりに欠かせないビタミンやミネラルを配合、さらに減量には重要な栄養素である食物繊維を配合しているのが特徴的です。
プロテインの糖質割合
糖質制限における食事で気をつけたいのは当然ながら「たんぱく質」と「糖質」の量です。プロテインに含まれる成分のうち、糖質が占める割合ですが、上の項で挙げた3商品を例に1食分の糖質量がどのようなものか紹介します。
まず、ザバスですが1食に使用するプロテインの量が21gです。それに対して糖質の量は0.9gと全体の約4%程度です。一番糖質量が多いウィダーは1食が15gで糖質量が4.5gで全体の30%、Kentaiは1食20gのうち糖質は2.3gで全体の11.5%となります。 結果から言いますと糖質の割合は非常に少ないです。ちなみにご飯お茶碗1杯分の糖質が約55gです。ご飯を食べずにプロテインを食事として摂取する場合はたんぱく質はしっかり摂りつつかなりの糖質カットを行うことが可能です。プロテインと糖質の同時摂取、一緒に取ることでの効果
糖質制限を行っている方は筋力維持のために筋力トレーニングを並行して行っている方も多くいらっしゃいます。有名な例として、「ライザップ」などのプログラムも糖質制限と合わせてトレーニングが行われます。
糖質を摂りすぎるのは当然良くありませんが、実は糖質制限中であってもプロテインを飲む際に糖質も摂取した方が良いタイミングがあります。それは筋トレ前と筋トレ後です。