プロテインの糖質とカロリー、栄養素|糖質制限中のプロテインはOK?

料理の知識

筋トレ前後にプロテインと糖質を同時摂取することの効果

筋力トレーニングに必要なエネルギーは糖質から作られます。そのため、体内に糖質が不足している状態でトレーニングを行うと本来筋肉を作るための材料である体内のたんぱく質を分解してエネルギーが作られてしまいます。結果として筋肉が大きくなりにくくなり、筋トレの効果が薄くなってしまうというというわけです。これを防ぐには、炭水化物をエネルギー源として貯蔵するためにトレーニングの3時間程前に糖質を含んだ食事を摂り、プロテインは1~2時間前に摂取しましょう。

また、筋トレ後は筋肉が消耗しているため筋繊維を修復するためのエネルギーが必要となります。エネルギーとなる糖質が不足したままでは回復が遅くなり、せっかく鍛えた筋肉が分解されてしまいます。そのため、トレーニング後出来るだけ早くプロテインと糖質を摂取することで回復を促し、筋肉の分解を防ぐというわけです。

吸収効率を上げるたんぱく質と糖質の比率

特にトレーニングの食事でのたんぱく質と糖質の取り方において、吸収効率が最も高くなると言われている「黄金比率」というものがあります。その比率は、「たんぱく質:糖質=1:3」です。1食のプロテインのたんぱく質量が約20gとして、だいたいご飯お茶碗1杯分(約150gで糖質約55g)の量となります。この比率で食事を摂取した場合に、炭水化物のみを摂取した場合と比べて+100%、たんぱく質のみを摂取した場合と比べて+38%の筋力アップにつながったというデータが出ています。

筋力アップは代謝の向上につながりますので、うまく糖質を使いこなして効率よく筋力増強を行いましょう。

糖質が少ない、オフ・糖質ゼロのプロテインの紹介

ここでは、数あるプロテインの中で糖質が少ないプロテインを3つピックアップして紹介します。糖質制限でプロテインを使用する際の参考にして下さい。

ファインラボ・ホエイプロテインピュアアイソレートプレーン風味

こちらの商品はフレーバーが数種類あり、その中でもプレーン味が他のプロテインに比べてもかなり糖質量が少なくなっています。プレーン味の成分表によると100gあたりの糖質量が0.4gと他メーカーと比較しても群を抜いて少ないです。

バルクスポーツ・ビッグカゼインナチュラル

こちらもいくつかフレーバーがあり、一番糖質が低いのがナチュラルです。内容成分は25gあたり1.0gなので、100gあたりだと4.0gとファインラボより多いものの、非常に糖質量は少ないです。ちなみにカゼインプロテインは牛乳を原料としたたんぱく質です。

ザバス・ウェイトダウン

最後は上記でも紹介したザバスのウェイトダウンです。1食分が21gで0.9gですので100gあたりに換算すると約4.3gと糖質量としてはバルクスポーツとあまり変わりない量となっています。

糖質制限中のおすすめのプロテインの食べ方

糖質制限は糖質やたんぱく質の管理が大切になってくるため、適切な用途・タイミングでプロテインを使用することが重要です。ここでは、糖質制限においておすすめできるプロテインの飲み方についてお伝えします。

トレーニングの際のたんぱく質補給として

こちらについては前の項目でも説明させて頂きましたが、糖質制限とセットともいえる筋力トレーニングとプロテインは非常に相性が良いです。プロテイン1食あたりで摂取できる量(約20g)は鶏肉の可食部100gで摂取できるたんぱく質の量に近いです。たんぱく質摂取の方法としては非常に効率が良いですので、トレーニング時は活用しましょう。

食事の置き換えとして

毎日のカロリーや糖質、たんぱく質を管理する上で、一つの使い方として食事をプロテインと置き換えるという方法があります。

プロテインの良い点として、パッケージなどに成分表がしっかり記載されているため、栄養の管理がしやすいです。1日の食事などを見直して、たんぱくを質を摂りつつも糖質は抑えたいというときは1食を置き換えるとかなり摂取カロリーと糖質を抑えることが出来ます。ただ、糖質制限は糖質を抑えつつその他の栄養の摂取は必要ですので注意する必要があります。
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