世のお母さん達は妊娠期間中に「妊娠中は紅茶を飲んではいけない」なんて言われた経験があるのではないでしょうか。先ほどご紹介したとおりカフェインには様々な効果があります。それらは過剰に摂取しなければ悪い効果ばかりではないのですが妊娠中の場合、本来の状態よりもカフェインの分解に時間がかかります。分解に時間がかかるということは、それだけ体内にカフェインが留まるわけですが、そうなると胎内の赤ちゃんにもカフェインが届きやすい状況になります。
このように体に様々な効果をもたらすカフェインを妊娠中に摂取しすぎると胎児の発育に影響がでる可能性があったり、自然流産のリスクが上がると言われています。どのぐらいの量ならいいの?
海外ではカフェイン摂取量の上限が決められていたりするのですが、日本ではハッキリとした上限はありません。しかし、胎内にいる赤ちゃんの事を考えると100㎎程には収まるように管理した方が良いでしょう。
妊娠前から紅茶などのカフェインを含む飲料を習慣的に飲んでいる人ならば我慢することでストレスになってしまい、体に負担をかけてしまう場合があります。そういった場合には無理に我慢するのではなく、分量や特定の時間などを事前に決めて管理するとストレスも抑えられ、上手に管理しやすいです。紅茶は寝る前に飲んでもいいの?
寝る前の時間は、その日の締め括りのような時間ですので温かい紅茶を飲んで1日を終えたいという人もいるでしょう。しかし、寝る前に紅茶を飲んでもいいのかという懸念もあります。
紅茶を飲むと眠れなくなる?
紅茶にはカフェインが含まれており、そのカフェインには眠気覚ましの効果があるからです。しかし紅茶にはリラックス効果があるのも確かです。
1杯程度なら問題ない人もいるのですが、1杯分の少量のカフェインであっても人によっては眠れなくなってしまう場合がありますので、そういった人は眠る前に紅茶を飲むことは控えましょう。 ただ巷にはカフェインが入っていない「ノンカフェイン紅茶」なるものが存在しています。こういったカフェインが入っていない紅茶ならば寝る前に飲むことに心配はいりません。詳しくは次の項目ではご紹介します。そんな時にはノンカフェインの紅茶!
ノンカフェイン紅茶はカフェインを気にせず飲める紅茶です。寝る前にカフェインの入った紅茶を飲むと眠れなくなる人や、妊婦さんも紅茶を気にせずに飲めるのでストレスも感じません。ただそのぶん本来の紅茶に比べて味や香りが劣ってしまう場合があり、満足できない人もいます。また、いくらノンカフェインだからといって飲みすぎると体に良くないので注意してください。
ノンカフェインの種類と除去方法
ノンカフェインにはデカフェ・カフェインレスといった似たものがあります。どれも似たような表現なので違いが分かりずらいでしょう。それぞれの違いは以下の通りです。
「ノンカフェイン」→カフェインが含まれていないもの 「カフェインレス」→カフェイン量が少ないもの 「デカフェ」→カフェインを含んでいるものからカフェインを除去したもの
カフェインレスに関しては、少量ではありますがカフェインが含まれています。デカフェも微量のカフェインが残っている場合があります。完全にカフェインが入ってないものを飲みたい場合はノンカフェインの紅茶を選びましょう。適度な量で紅茶を楽しもう
今回は紅茶とカフェインについて確認してきましたが、カフェインには怖い効果もありました。しかし悪い効果がでる主な原因は過剰な摂取によるものです。過剰な摂取を避けてキチンと安全上問題のない基準を守っていれば、デメリットをなるべく出さずに、メリットである集中力や仕事の効率アップを期待することができます。
紅茶を飲むとリフレッシュにもなりますし味自体も美味しいです。ついつい飲みすぎてしまうなんてことは誰にでもあるものですが、それをずっと続けているとどうなってしまうのかを知っているか否かでは大きく違います。飲みすぎには注意して紅茶を楽しみましょう。