超臨界二酸化炭素抽出
二酸化炭素は、31.1℃以上かつ73.8気圧以上の状態にすることで、液体でも期待でもない超臨界流体という状態に変化します。この状態になった二酸化炭素をコーヒー豆に浸透させると、簡単にカフェインが除去できます。しかし、特定の状況に二酸化炭素を変化させる必要があるので、コストがかかりやすいという短所があります。
コーヒーに含まれるカフェインの効果
コーヒーに含まれているカフェインは、人体に様々な影響を与えます。その影響の中には、良い効果もありますが、そうではない効果も同時にあります。少しのカフェインなら体にはいい影響を与えますが、取り過ぎると負の効果の影響が出てくるので、注意が必要です。
カフェインの正の効果
適度な量のカフェインを摂取後、24時間の間、記憶力が上昇するという研究発表があります。受験や資格試験の勉強前に飲んでおくことで、暗記能力が上昇します。記憶力を上昇させるために必要なカフェイン量は、あまり濃くないインスタントコーヒー1杯程度です。
また、疲労を回復させる効果もあります。カフェインを摂取後、30分から8時間程度は疲労回復の効果は持続します。 カフェインには、脂肪を分解したり燃焼させる効果も認められており、運動前に摂取しておくことで、高いダイエット効果にもつながります。しかし、脂肪燃焼を促進させるために必要なカフェイン量は、インスタントコーヒー3杯分と非常に多いので、負の影響の方が大きい可能性はあります。カフェインの負の効果
カフェインには疲労回復効果があります。しかし、正確には、体や脳の疲労を回復させているわけではなく、一時的な興奮状態を作り出して、体や脳が疲労を感じなくなるようにしています。カフェイン摂取後、疲労を感じないからといって無理をすると、後日健康に影響が出ることがあります。また、多くのカフェインを取り過ぎると、貧血や高血圧になることもあります。
また、カフェインを過剰に摂取すると、胃腸を荒らし口臭の原因になることもあります。さらに、1日に250mg以上のカフェインを摂取すると、中毒症状を引き起こすことも知られています。カフェインの摂取量は、ほどほどにしておきましょう。 カフェインには利尿効果もあるので、大事な会議の時に飲みすぎるのは、控えておいた方が良いです。カフェイン抜きのコーヒーを注文できるお店
最近では、数多くのカフェでカフェインレスコーヒーを注文できるようになっています。カフェインレスコーヒーを注文できるカフェとして代表的なものは、スターバックスです。お店でコーヒーを注文するときに、カフェインレスコーヒーにしたいことを伝えると、作ってくれます。
タリーズでもカフェインレスコーヒーは注文できますが、通常のコーヒーより40円増しになり、サイズはショートサイズだけです。また、ドトールも店舗によってはカフェインレスコーヒーを置いています。コーヒーを飲んでも骨粗鬆症にはならない
カフェインの効果には利尿作用があります。かつては、コーヒーを飲むと尿と一緒にカルシウムが体外に出てしまって、骨粗鬆症になってしまうと言われていました。
しかし、今では骨粗鬆症になってしまうほどの量のカフェインを摂取することは、極めて困難なことが分かっています。そのため、カフェインが原因で、骨粗鬆症になることはほとんどあり得ません。ただ、心配な方は、普段からカルシウムを少し多めに取っておくと安心です。カフェインを上手く使おう!
コーヒーには非常に多くのカフェインが含まれています。カフェインは適度な量なら体に良い影響を与えますが、取り過ぎると害になってしまうこともあります。ただ、集中力を高めたい時や、一時的にでも疲労を消したい時、カフェインは大いに使えます。適度な量を摂ることで 、カフェインに振り回されずに、仕事や勉強の成果を上げていくことができるのです。
カフェインを生活にうまく取り入れて、コーヒーを、最大限の成果を出す手助けに使ってください。