必須アミノやアミノ酸が豊富な食べ物・ダイエット方法

数あるダイエット方法の中で、食事をとりながらの方法の一つにアミノ酸との関係を謳っているものがあります。アミノ酸を含んだ食べ物を中心としたダイエット方法について解説します。

アミノ酸とダイエットとの関係

アミノ酸の中には脂肪を分解させる酵素「リパーゼ」を活性させる働きがあります。リパーゼは運動などで筋肉を使うエネルギーを作ります。脳からの指令によって分泌されるので、運動前にアミノ酸を摂取しておくとリパーゼの働きを助長し、脂肪の分解が始まって効率よく燃やせます。また疲労が溜まりにくくなり運動量の増加や基礎代謝を上げ、痩せやすい体質になります。

アミノ酸ダイエット法①「毎日3食、腹8分目」

ご飯や味噌汁、納豆、焼き魚といったオーソドックスな和食は、アミノ酸が豊富に含まれる完全食と言えます。カロリーも多く含むので、摂り過ぎないように注意しなくてはなりません。規則正しく腹8分目に抑えて続けると、自然とダイエット効果に繋がります。

アミノ酸ダイエット法②「週3日、30分以上の運動」

アミノ酸はリパーゼを活性化する働きがあります。ところが脂肪そのものを燃焼させる効果は持っていないのです。その為、脂肪を燃やすためには運動を併行するというのが不可欠です。疲労や心身のストレスを避けるように、運動は週3日程度で30分以上を心がけてみましょう。

アミノ酸を多く含む食べ物や飲み物

アミノ酸を豊富に含んだ食べ物や飲み物をご紹介いたします。ただし多く含むからといって偏った摂取をするのではなく、バランス良く補うように、複数のものを摂るとよいでしょう。

畑の肉という別名を持つ「大豆」

「畑の肉」という呼び名は、植物性食品ながら肉類や動物性食品に匹敵する栄養があり、良質なたんぱく質源があるからだ言われています。アミノ酸スコアも86点という高い数値です。必須アミノ酸もバランスよく含まれます。何よりも脂質が少なくカロリーが低いことが、肉類よりも優れている健康食品として知られています。

成長に欠かせない「牛乳」

完全食の一つとして昔から親しまれているのが「牛乳」です。世界中で牛乳は消費され、特に子供の成長には欠かせない役割があり、人とも最も密接な関係があります。近年、一部では牛乳は実のところ良くないという考えも出てきますが、科学的に実証はされていません。豊富なタンパク質とカルシウムがあることで知られています。

「梅干し」とアミノ酸について

梅干しを購入しパッケージに書かれた原材料を確認すると「アミノ酸」という文字を発見します。つまり梅干し製品とする際には、添加物としてアミノ酸が入っています。これを見て消費者が誤解することもあります。梅干しの品質を保つために欠かせないのがアミノ酸です。

これは梅干しの腐敗を防ぐ役割があるからです。昔はアミノ酸の代わりに塩を使っていました。添加物としてアミノ酸を見てしまうと、体に悪い印象を与えてしまいますが、いずれにしても過剰な摂取さえしなければ、むしろ安全で健康的なものとなります。

アミノ酸やクエン酸が豊富な食べ物

ダイエットや筋トレの際に、必ず耳にする栄養素はアミノ酸とクエン酸です。お互い同士に因果関係があるか否かはあまり重要ではないのですが、どちらも人体の生成には欠かすことが出来ないものです。ここではアミノ酸も含め特にクエン酸が多い食べ物をご紹介いたします。

黒酢は一石二鳥です

アミノ酸とクエン酸の両方を同時に摂取するのが手っ取り早い方法、それを実現させてくれる食品として代表的なのが「黒酢」です。黒酢には麹菌や乳酸菌もあり、良質なアミノ酸とクエン酸が豊富です。

キウイは優れたフルーツのひとつ

キウイには、タンパク質を分解する「酵素」が含まれています。その為、肉料理の後に食べることで消化を促せます。ビタミンCや食物繊維といった17種類の栄養も含まれ、数あるフルーツの中でもトップに位置しています。

アミノ酸が疲労回復に効く理由

アミノ酸の中にはBCAAと呼ばれる必須アミノ酸が含まれています。すなわちバリン、ロイシン、イソロイシンのことを指します。このBCAAこそ疲労回復に抜群の効果があるとされています。BCAAは運動時に消費する体内エネルギーになり、これによって必要な筋タンパク質の分解が少なくて済むことになります。

BCAAを摂取するベストタイミング

BCAAの効果をより高めるのにベストな摂取タイミングがあります。即効性があって接種してから30分後にピークに達するという特性があります。そこで運動などを行う30分前に飲むのが効果的、その後の効果も2時間は持続されます。夏場の疲れやすい時期や2時間以上の運動をする際は、アミノ酸を計画的に摂取することをおすすめします。