アーモンドはダイエットの味方?
ダイエットをする際にまず気を付ける事といえば、食事制限でしょう。その中でも、いま特に話題になっているダイエット方法が「糖質制限」であり、効果が期待できます。
間食を一切とらないだけで糖質を抑える効果があります。しかし、効果があるのはわかっていても、どうしても小腹が空くと誘惑に勝つのは難しいものです。それに、あまり厳しく食事制限をしても、ストレスやリバウンドの原因となってしまうので、ココロにもカラダにも良くありません。糖質制限中でも食べても良いおやつとは?
糖質制限中だからといって、全てのおやつを我慢する必要はありません。ダイエット中のおやつとしてオススメの食品があります。それは「アーモンド」です。ナッツは 「美女のおやつ」 として知られているように、とても美容効果があります。その中でもアーモンドは、美容面・健康面ともにとても優秀な食品です。
アーモンドの糖質量・カロリー・栄養素
では、なぜアーモンドは糖質制限のおやつに適しているのでしょうか。その謎を解明するために、まずは糖質量やカロリーなどを詳しく見ていきましょう。
1粒
アーモンド1粒あたりを1.2gとすると、糖質量は約0.09g、カロリーは約6.0kcalです。もちろんこれは、味付けを一切していない素焼きアーモンドの場合です。1粒だけ食べるという人はあまりいないでしょうが、1粒あたりを把握しておけば、自分がどれだけ糖質とカロリーを摂取したのか計算がしやすいです。
10粒など
アーモンド10粒はおよそ12gです。なので、単純に計算すると、糖質量は0.90g、カロリーは60.0kcalとなります。但し、アーモンドにも大きさの違いはあるので注意して下さい。10粒というとたいしてお腹が膨れる量でもないので、カロリーは高めと言えます。
アーモンドは高カロリー、低糖質?!
カロリーの高いアーモンドが、なぜダイエット中の間食に向いていると言われるのでしょうか。それは糖質がとても低いからです。バナナ1本でおよそ20.0gの糖質量がありますが、対して10gのアーモンドは0.90g程度なので、糖質制限ダイエットの味方だと言えるのです。
他のナッツと比較したときのカロリーと糖質量
わかりやすくするために、100gあたりの代表的なナッツの糖質量とカロリーを見てみましょう。
アーモンド100gあたり598kcal、糖質量は9.3gです。それに比べて、マカダミアナッツは100gで720kcalです。しかし、こちらもアーモンドと同じで低糖質のため、100gあたりの糖質量は6.0g程度とかなり低いです。カシューナッツは100gあたり576kcalとアーモンドと変わらないですが、糖質量が20.0gと高めです。 よって、カロリーと糖質量のバランスを見てもアーモンドは優れていると言えます。栄養素でも優秀なアーモンド
アーモンドに含まれる豊富な栄養素の中でも、特に注目されているのは「ビタミンE」です。同じナッツでも、マカダミアナッツにはほとんど含まれていませんし、カシューナッツでも100gあたりのビタミンE含有量は1.1㎎と少なめです。それに比べて、アーモンドには31.2㎎も含まれています。アーモンドは、ナッツ類の中だけでなく、全ての食品の中でもビタミンE含有量はトップクラスです。
ビタミンEの働きは?
ビタミンEには抗酸化作用があるため、活性酸素から私たちのカラダを守ってくれます。活性酸素とは、様々な老化現象の原因となる物質です。そのため、抗酸化作用のあるビタミンEを多く含むアーモンドには、アンチエイジング効果があると言われています。ビタミンA・Cと一緒に摂るとさらに効果的です。
アンチエイジングだけでなく、ガンや脳卒中、動脈硬化、心臓病などの様々な疾患の予防になると言われています。