マグネシウムとビタミンB2は偏頭痛緩和に役立つ
マグネシウムとビタミンB2は、どちらも偏頭痛を楽にしてくれる食べ物と言われています。偏頭痛とは、頭部の血管が広がってそれが神経を圧迫することで起こる頭痛のことです。片側にだけ痛みが出るので偏頭痛と呼ばれています。女性の場合は生理前に起こることが多いです。
マグネシウムは血管が広がり過ぎるのを抑えてくれます。また、血管を広げて血圧を下げてくれる効果もあります。偏頭痛は急激な血管の拡張や収縮が原因ですが、それを抑えてくれるのがマグネシウムです。これについては後の項目の「マグネシウムが体に与える3つの効果はこれ」で詳しく説明します。ビタミンB2は体内で過酸化脂質を分解して、血流を改善してくれます。すると酸素や栄養が届きやすくなるので、痛みが楽になります。マグネシウムとビタミンB2が摂取できるおすすめの食べ物
マグネシウムは前述のように大豆、アーモンド、海藻類、などの食べ物に多く含まれています。ビタミンB2は卵や牛乳などそのまま摂取できる食べ物に多く含まれています。魚なら血合いや皮の部分に多く含まれています。ビタミンB2は熱に強いので加熱調理しても栄養素が失われることはありません。ただし、水溶性なのでホイル焼きやスープにすると栄養素が溶け出してしまうので、煮汁も一緒に食べるようにしましょう。
ビタミンB2とマグネシウムを一緒に摂取するなら、大豆と魚などの食べ物が入ったサラダにアレンジしてみるのがおすすめです。卵は使い勝手がいい食べ物で、卵かけご飯にしたり、ゆで卵、スクランブルエッグ、など色々な形にして食事に取り入れることができます。スクランブルエッグにアーモンドを散らしてみるなど、マグネシウムも一緒に摂れるように工夫するといいでしょう。マグネシウムが少ししか入っていない食べ物は?
マグネシウムの少ない食べ物は、砂糖や油です。グラニュー糖・ザラメ糖・角砂糖・水飴・ブドウ糖などにはマグネシウムがほとんど含まれていません。ほぼ0mgです。また、油類ではオリーブ油・米ぬか油・なたね油・パーム油などもほぼ0mgです。
野菜類も種類によってはマグネシウムの量が少ない食べ物です。可食部100gあたりでは、じゅんさい2mg・たけのこ3mg・らっきょう4mg・ふき5mg・きゅうり6mg・玉ねぎ7mg・ニンジン7mgと少ないです。 甘いものや野菜サラダにオイル入りドレッシングをかけて食べても、十分にマグネシウムを摂取することはできません。もしサラダを食べるなら海藻も加えるなど工夫してみましょう。マグネシウムの摂取は豆類や海藻類が楽
マグネシウムを多く含む食べ物は色々ありますが、食べやすさも考えると豆腐や納豆などの豆類の食べ物がおすすめです。他には、ミネラルの宝庫と呼ばれる海藻類も積極的に取り入れたい食べ物です。
マグネシウムを摂取することで、便秘を改善したり、頭痛や偏頭痛を楽にできる可能性があるので、不足していると感じている人は積極的に食べ物から取り入れるようにするといいでしょう。カルシウムと協力して働くミネラルなので、マグネシウム:カルシウム=1:2〜1:3程度の割合で食べるようにするのが理想的です。