【日本・海外別】レッドブルに含まれるカフェイン量と致死量

ドリンク・お酒

日本人はカフェインに対して耐性があると聞いたことがあります。調べてみると、当たっているけれど補足説明が必要ようなようです。日本人は元から耐性があるというより、カフェインの代謝が欧米人に比べて高いといわれているそうです。この背景としては日本人は緑茶を飲む習慣があったからと考えられています。

欧米人がカフェインの入った飲み物を飲むようになったのは大航海時代の15世紀ごろ。欧米人のカフェインの代謝や耐性は現代でも苦手らしく、日本の漫画やアニメによくお茶を飲むシーンが出てくる様子に驚くそうです。欧米人にとってカフェインが入っていない麦茶でも、緑茶でもお茶=カフェインらしく、カフェインを避けている欧米人も多いということでしょうか。

カフェインを取りすぎるとどうなるの?

カフェインを摂り過ぎると、結果として死亡します。しかし、死亡に至る前にはどんな症状が出てくるのでしょうか?カフェインは適量ならば、眠気の抑制や疲労回復、頭痛を緩和といった日頃の煩いを解消してくれるものですが、摂り過ぎると中枢神経系と消化器系の問題が出てきます。

中枢神経系の刺激によって、めまいや不眠、不安、心拍数の増加というものがあります。これは短期的な症状で、長期的なものとしては心拍数が増加し、血圧が上がり体は常に興奮状態になり、睡眠障害も出てきます。自律神経が乱れだるさも続きます。 また、消化器系も興奮状態に陥り、下痢や吐き気といった症状が出てきます。短時間にカフェインを摂取し、このような症状が出てきたら、レッドブルといったエナジードリンクや、コーヒーの摂取をやめましょう。

レッドブルとコーヒーはどちらがカフェインが多い?

【日本・海外別】レッドブルに含まれるカフェイン量と致死量

先にも書きましたが、レッドブルのカフェイン量は80mgのカフェインが含まれています。これは185mlのショート缶でも250mlのロング缶でも、カフェインの含入量が変わらず、80mgです。しかし、値段が異なるため、レッドブルファンはショート缶を購入するそうです。

その一方で気になるのはコーヒーのカフェインの量ですが、これは量にもよるのですが、10gのコーヒーの粉で立てたドリップコーヒーは150mlで60gのカフェインが含まれています。インスタントの場合も同じぐらいだそうです。カフェインの含有量はレッドブルショート缶とあまり差はありません。

カフェインが多い飲み物とは

意外とレッドブルもコーヒーもカフェインの含有量に差はありませんでした。では、カフェインの含有量が多い飲み物は一体何なのでしょうか?レッドブルと同じカテゴリーのエナジードリンクでしょうか?

それは、缶コーヒーです。ロングセラーである、ダイドーブレンドコーヒーは一缶190gに、カフェインが145.73mg入っています。これは単純に計算して、レッドブルの2倍近いカフェインが入っていることになります。これ以外の缶コーヒーもカフェイン含有量が多く、成分表を見ると驚くぐらいカフェインが入っている場合があります。

レッドブルの方がコーヒーよりも好まれるわけ

コーヒーの方がカフェインの含有量が多いにも関わらず、レッドブルのようなエナジードリンクの方が人気があります。

その理由の一つが、レッドブルに含まれている糖分の量が影響しているようです。カフェインと糖分を多く含まれるレッドブルを飲むと、カフェインで覚醒状態になり、糖分が一気に血糖値を上げます。一時的ですが気分が良くなり、活力がみなぎってくるような気になるのです。 レッドブルのポカリスウェット割りというものが話題になりました。少しづつ飲むことによって、エネルギーが切れないと言われ、話題となったようですが、これは結構危険な行為です。なぜなら、レッドブルにもポカリスウェットにも多量の糖分が含まれているからです。 これらを混ぜて少しづつ飲むというのは、血糖値を高い状態を保っているということです。これが一気に下がったら、イラついたり集中力が切れたりします。レッドブルのポカリスウェット割を恒常的に飲んでいると、そのようなことが起こりやすくなるため、なかなか集中できないということが起こります。
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