ごぼう茶
原料は乾燥させて炒ったごぼうです。まさしくごぼうの味と香りがします。ごぼうには食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維には腸内環境を整える働きがあるので、ダイエット効果や慢性的な便秘対策への効果が期待できます。
またポリフェノールの一種であるサポニンが豊富に含まれているので、コレステロール抑制効果や老化を防ぐアンチエイジング効果があります。 ごぼうが苦手な人でも飲んでごぼう成分を気軽に摂ることができるので、おすすめできるお茶です。とうもろこし茶
原料は乾燥させて炒ったとうもろこしの実です。微かな甘さと香ばしい味が特徴です。鉄分を豊富に含んでいるので女性の冷え性に効果的です。また食物繊維も多く含んでいるので整腸作用があります。その他貧血や利尿作用が期待できるお茶です。
はと麦茶
はと麦茶はハトムギの実を原料としたお茶です。はと麦茶も食物繊維が豊富に含まれていますので整腸作用やダイエット効果が期待できます。利尿作用もありますので余分な水分や老廃物によるむくみ解消の効果もあります。その他女性に嬉しい美肌効果も期待できます。
桑茶
桑の葉を原料とした桑茶には糖尿病対策に効果を示します。桑の葉に含まれる有効成分がブドウ糖の吸収を抑えて、食後の血糖値の上昇を緩和します。また桑茶も同様に食物繊維が豊富に含まれています。
麦茶
古くから私たちに親しまれてきた麦茶。夏の冷蔵庫には必ずと言っていいくらい麦茶が常備されていました。先に出てきた、はと麦茶とはもともと原料が違います。麦茶は大麦を原料とし、殻のついたまま炒ったお茶です。
麦茶にも抗酸化作用、利尿作用、胃の粘膜の保護作用、血液サラサラ効果など健康に良い効果がたくさんあります。意外と知らないで飲んでいる人がほとんどだと思います。お茶とコーヒーのカフェイン量の違いを比較してみよう
カフェインというとコーヒーが思い浮かぶ人も多いと思います。あの香りと風味は飲む人を心地よい気持ちにさせてくれます。それではコーヒーにはどのくらいのカフェインが含まれているのでしょうか。
コーヒーのカフェインの量は100mlあたり約60mgです。今までご紹介したお茶と比べると、抹茶が約30mgなのでその約2倍、煎茶やほうじ茶、烏龍茶が約20mgなのでその量は約3倍、玄米茶に至っては約6倍のカフェインが含まれています。 上記したようにカフェインにはとても良い効果が含まれています。カフェイン量の多いコーヒーを飲んだからといって、決して体に害があるということではありません。ただし正しい量、正しい飲み方を心がけてコーヒーを楽しみたいものです。お茶を茶葉から抽出するのとペットボトルとでカフェインの量が違う?
基本的に100mlあたりのカフェイン量は、茶葉から抽出するのとペットボトルとではそれほど違いはありません。しかしペットボトルはその量が500mlから600mlなどと多いために、それを一度に飲みきることでカフェインの摂取量が増えてしまいます。したがって夏などの暑い日にペットボトルのお茶やコーヒーを何本も飲むことは、カフェインを多く摂取することになりますので注意が必要です。
発売されているペットボトルのお茶のカフェイン
以下は各メーカーから発売されているお茶のカフェインの量です。参考までにご覧下さい。
ペットボトル1本のカフェイン量 | 100ml中のカフェイン量 | |
---|---|---|
サントリー ウーロン茶 (500 ml) | 100mg | 20mg |
サントリー 伊右衛門濃いめ (500 ml) | 100mg | 20mg |
サントリー 黒烏龍茶 (350 ml) | 70mg | 20mg |
伊藤園 お~いお茶緑茶 (500 ml) | 65mg | 13mg |
キリン 生茶 (500 ml) | 60mg | 12mg |
サントリー 伊右衛門 (500 ml) | 50mg | 10mg |
サントリー 伊右衛門焙じ茶 (500 ml) | 50mg | 10mg |
アサヒ 緑茶 (500 ml) | 50mg | 10mg |
伊藤園 お~いお茶玄米茶 (500 ml) | 35mg | 7mg |
ちなみに以下の商品にはカフェインは含まれていません。
コカコーラ 爽健美茶 すっきりブレンド (500 ml)、アサヒ 十六茶 (350 ml) 、アサヒ 六条麦茶 (600 ml)など。カフェインが少ないお茶ランキング
それでは今までのおさらいを兼ねまして、カフェインが少ないお茶をランキングしてみました。
第4位 緑茶(玉露) 160mg(100ml当たり) 玉露はお茶の中でも最もカフェインの量が多いお茶です。飲み過ぎには気をつけましょう。
第3位 抹茶 30mg(100ml当たり) 抹茶だけをそのまま飲む機会はあまり多くないかもしれません。「抹茶入り」と題したお茶をよくスーパーなどで見かけます。
第2位 ほうじ茶 20mg(100ml当たり) 煎茶、ウーロン茶もカフェインの量はほぼ同じです。
第1位 玄米茶 10mg(100ml当たり) 番茶もカフェインの量はほぼ同じです。お茶の中でも最もカフェインの量が少ないお茶です。
お茶やコーヒーを楽しみましょう
今日では、私たちの生活にカフェインを含む飲み物や食べ物は欠かす事ができません。カフェインはその摂り方、摂る量により、人に良い効果をもたらしたり、あるいは弊害をもたらしたりします。上手にカフェインと付き合いながら、お茶やコーヒーを楽しみながら飲みましょう。