一人目/二人目妊娠のタイミングはいつ?妊娠報告のタイミングも紹介

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専門外来を受診する際は、必ず産科のない婦人科を選びます。産科があると、嫌でも赤ちゃんや幸せそうな妊婦さんの姿を目にすることになります。治療中は一喜一憂することが多く、ただでさえ心身共に消耗しますから、治療に専念できるよう不妊治療専門の婦人科を探して下さい。

妊娠が分かってから病院に行くタイミングは?

妊娠検査薬は、妊娠すると尿中に出てくるhCGというホルモンを検知して妊娠しているかを簡易的に判定するものです。そのため必ず医師の診察を受け、実際に妊娠しているか、子宮外妊娠などの異常な妊娠ではないかを判断してもらうことが重要です。

本来、妊娠検査薬はhCGが多く分泌される生理予定日の1週間後に使用しますが、精度が良い製品によっては生理予定日以前に反応することがあります。生理予定日といえば妊娠週数にすると4週頃です。このタイミングでの受診は早すぎるため、胎児を覆う胎嚢が子宮内に確認できない可能性があります。 その際は1週間から2週間ほど経ってからの来院を指示されますが、受診が早すぎたために辛い思いをすることもあるのです。

科学の進歩が招いた科学的流産とは

科学的流産とは、受精卵がうまく着床できず、妊娠のごく初期に流産となってしまうことをいいます。生理予定日前から生理予定日後1週間の間に起こるため、妊娠検査薬の精度がそれほど高くなかった頃には、妊娠とは気付かれず『少し遅く来た生理』として認識されていました。

それが科学の進歩により検査薬の精度が上がったため、本来妊娠が継続できない状態であるにもかかわらず、早いタイミングで陽性反応を示すようになったのです。流産といっても、残念ながら妊娠継続の期待できる流産ではありません。 妊娠を切望するあまり、早く検査薬を使いたくなる気持ちはわかりますが、辛い思いをしなくて済むよう、検査薬は生理予定日1週間後を目安に使用しましょう。

妊娠を周囲に伝えるタイミングは?

一人目/二人目妊娠のタイミングはいつ?妊娠報告のタイミングも紹介

妊娠が分かると、嬉しくてたまらず周囲にすぐ報告したくなります。しかし、『急いては事を仕損じる』という言葉がある通り、タイミングを誤ると思わぬ結果を生むことがあります。互いの両親や友人、職場にはいつ報告するのか、それぞれ最適なタイミングを見ていきましょう。

両親にはいつ報告するの?

孫の誕生を待ちわびていた両親とは、一刻も早く妊娠の喜びを分かち合いたいと思いますが、報告のタイミングが早すぎて流産となってしまった場合、今度はそのことが報告しづらくなってしまいます。また両親だけに伝えたつもりでも、親戚中に広めてしまうことも考えられますから、ここは慎重に行きたいところです。

妊娠7週頃になると、子宮内に胎嚢と赤ちゃんの元となる胎芽も見えます。早い人では心拍を確認できることもあり、それによって流産の確率が下がるため、医師から役所に申請して母子手帳の交付を受けるように指示されます。両親への報告はこのタイミングで行うとよいでしょう。ただし、つわりなどで助けを必要とする時は、もっと早くても構いません。

友人には特に慎重に報告する

友人には、あまり早いうちから積極的に報告しない方がいいでしょう。人知れず不妊に悩んでいたり、不妊治療を行っていることがあるからです。

妊娠にまつわることは女性にとって非常にデリケートな問題です。たとえ悪気がなくても誰かを傷つけてしまうこともあり得ます。大切な友人と、それをきっかけに疎遠になるのでは悲しすぎます。
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