クレソンは栄養満点|クレソンの栄養素5つ・効能・旬・原産地

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クレソンとは

クレソンとは別名オランダガラシというヨーロッパが原産の水生植物です。かすかにピリっとした辛みと、さわやかな香りが特徴です。

かつては肉料理の付け合わせに少しだけ添えられてるイメージの強い野菜でしたが、最近ではスーパーなどでも手軽に買えるようになり、食卓で目にする回数も増えてきました。 クレソンは味や香りがいいだけではなく、体にうれしい栄養も満点です。おいしい食べ方や効能など、くわしくご紹介します。

クレソンの旬

クレソンの旬は3~5月頃の春です。川などの水辺を好む水生植物で、繁殖力はとても強いとされています。近年は水耕栽培が盛んになっており、スーパーなどでも一年中みかける野菜になりました。

水辺で育つ野菜なので、スーパーなどで買ったクレソンがもししおれてしまったら、コップに冷水を入れて茎をつけておけば、みずみずしさがよみがえります。

クレソンの原産地

クレソンはヨーロッパ原産で、クレソン(Cresson)というのはフランス語です。英語ではクレス(cress)またはウォータークレス(watercress)と言います。

日本には明治の初めに入ってきたとされており、強い繁殖力のおかげで、今では全国的に自生しています。国内の生産量が多いのは山梨県がトップで、富士山のきれいな湧水を利用した道志村はクレソンの生産地として有名です。

クレソンが持つ栄養素5つ

クレソンは栄養満点|クレソンの栄養素5つ・効能・旬・原産地

近年、クレソンは注目の栄養豊富なスーパーフードです。

2014年にCDC(アメリカ疾病予防管理センター)が発表した「栄養素の高い果物と野菜トップ41」で、健康に重要とされる17栄養素の含有量をもとに調査したところ、クレソンがスコア100点を獲得して第1位にランクインしました。 並みいる野菜や果物の中でトップを取り、あらためて注目が集まっているクレソンの栄養についてくわしくご紹介していきます。

栄養素1:カロテン

クレソンの栄養で最も特徴的なのは、カロテンが100g中2700μgと非常に豊富に含まれていることです。

カロテンは強い抗酸化作用を持ち、免疫機能を強化する栄養素と言われています。カロテンは体内でビタミンAに変換され、髪の健康や、視力や粘膜の健康維持、肌の新陳代謝を高める効果などもあり、女性は特に積極的に摂りたい栄養素です。

栄養素2:カルシウム

クレソンには100g中にカルシウムが110mgと豊富に含まれています。カルシウムは骨や歯をつくるもとになる栄養素と言われています。

またストレスなどによるイライラの解消にも効果があるとされており、成長期の子供だけでなく、大人も必須で摂るべき栄養素です。カルシウム豊富な牛乳などが苦手という方にも、クレソンはぜひおすすめです。
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