ドMな性格の人の特徴・性格・心理・あなたのタイプを診断
好きな人がドMの人の場合
例えばドMの人に片思いをした、などドMの人に気に入られたい状況では、どんな態度をとっていけば得策でしょうか。「相手がドMの人だから自分がSっ気を出していけばいい」と考えてはいませんか?しかしその考え方は危険です。
上の「実はドSとドMは相性が良くない?」のところを見てもらえればおわかりになると思いますが、SとMは中々相容れるのが難しい関係です。早まってSっ気をだして失敗を犯さないように慎重になりましょう。 ドMの人が恋に落ちてしまいがちな対象は「デキる男」や「懐の大きい女性」です。まずがんばって、そのような素敵な姿を見てもらえるようにしないと、ドMの人の気を引くことはできません。そしてもう一つのドMにとってストライクなのが、これも上に書いた「ツンデレ」です。 まず、ドMにとって理想的なかっこいい人間であるところを見せて相手に惚れ込んでもらった後で、びしっと「俺と付き合えよ」とか「あんたと付き合ってあげてもいいわよ」と告白する、もしくは強気のまま相手に告白させるという手段が王道になるでしょう。親友や家族がドMの場合
理想を求め頑張り過ぎてしまうドMの人が親友や家族であった場合、いつかオーバーヒートしてしまうのではないかと、傍から見ているあなたは心配になってしまうかも知れません。
ドMさんには、あくまでさりげなく、もっと肩の力を抜いて楽しんでいいんだよと、ほっとさせるような一言をかけて挙げられたらいいですね。 ただしドMの人は自分の世界を持っているので聞く耳をもたないことも多いです。見ているのがつらいでしょうが、そんなときは口出ししたい気持ちを抑え、あたたかく見守ってあげるのがいいでしょう。ドMの人にイラついてしまう
もしもあなたがどちらかと言うとS気質であった場合、いつも必要以上にへりくだっているドMの人にいらついてしまうこともあるでしょう。かといってドMの人をいじめてみても、基本的に彼らは機嫌を害されたそぶりを見せることはありません。場の空気が悪くならないよう、笑っていることすらあります。
しかし、ドMの人達だって、内心ではひどいことをされれば傷ついています。ドMの人もストレートに苦しいことを気持ちいいと思えているわけではなく、複雑な心の過程を経て倒錯した心理に辿り着いているのです。 あまりいじめの度が超えてくると、ドMの人もある時いきなり怒りを爆発させることもあるので、注意したほうがいいでしょう。ドMかどうか診断できるチェック項目
・ファッションは自分が着たい服より、周りからおかしく思われないかという基準で選びがちだ。
・バイトの面接で落とされると、落ち込みを1週間以上引きずる。 ・崇拝と言えるほどカリスマ視している有名人がいる。 ・人と目を3秒以上合わせていると、そわそわしてくる。 ・買い物などで、接客を受けている立場なのに「すみません」とあやまってしまうことが多い。 ・付き合えた後より、片思いの期間の方が楽しかった。 ・飲み会で場の空気が悪い時、自分が場を盛り上げなければとあせる。 4つ以上当てはまった人はMの素質有り。全て全力で頷いてしまった人はドMの域に入っていると言えるでしょう。ドMが秘めた可能性
ドMの切ない心情
ドMの人の心理について詳しく掘り下げて来ましたが、いかがでしたでしょうか。傍から見れば単に面白いと思っていたドMの人達も彼・彼女らの心情を知ってみると、結構切ないものがあると思われませんか。
ドMになってしまう理由は、現実を飛び越えた理想を心に描いたためと説明しました。理想を持ったこと自体は良いことですし、夢があるのは素敵なことです。またM気質の人は感受性が豊かだと書きました。それも決して悪いことではありません。世界でもトップクラスのM気質の民族である日本人ですが、そんな日本人のマナーの良さは諸外国から尊敬の念を集めています。またそのM気質ゆえの勤勉さが、日本を経済大国に押し上げたとも言えるでしょう。しかしドMになるほどの頑張りは、憧れの気持ちがつらさに変わってしまうことにつながりがちです。時には息抜きも必要です
しかし、何事にもバランスが大事です。つらくなるほど努力しなければ安心できないからといって、過労やオーバートレーニングに陥ってしまっては本末転倒なのです。自分がドMではないかと疑っている人は 適度に息抜きをしながらがんばる意識を持つと良いでしょう。そして周りにいるドMの人にはつらくなるまで理想の姿を追わなくても、そのままのその人だって素敵だと言ってあげられれば、きっと入り過ぎていた肩の力も抜けるはずです。
ドSの鈍感力
かなり昔に、本の題名にもなっている「鈍感力」という言葉が流行ったことがありました。どんな時も人の目を気にしない鈍感力を持った人達。ドSの人達はこの典型です。他人を踏み台にしてでも上に上っていけます。ドMの人達にはこれができません。とっくに人の上に立てる実力をつけている場合でも、「いや、自分はまだまだだ」「もっと実力が付く日まで苦労しなくては」と考えてしまうのです。
そしてドMが秘めた可能性
例えばアスリートや研究者など、個人の実力に評価の重点が置かれる分野では特にそうですが、各分野のトップクラスにはドMな性質を持っている人が多く観察されます。努力家のドMは自分で評価している以上の実力を持っている可能性が高いです。先ほど出た「鈍感力」は、今の日本人にとって必要であるというのが著者の方の主張でした。後はドSの良い部分も取り入れて、周りの目を気にせず「自分はできる」と自分を認められれば、その可能性はフルに発揮されることでしょう。