『社畜自慢』とは?|自慢してくる人の心理・社畜自慢の対処法
承認欲求が根底にある
総じてわかることは、「社畜自慢」をしてしまう人の根底には「承認欲求」が存在していると感じます。承認欲求というのは「他人から認められたいとする感情の総称」を言い、先に説明した『周囲に認められたい、褒められたい、自分を見てほしい』そういった欲求の塊です。
この欲求を満たすために「社畜自慢」を続けていても完全に満たされることはありません。自分がやったことが認められそこから得られる称賛や尊敬のまなざし。求めるものが何であろうと社畜である以上は自分の心にポッカリと穴はできたままなのです。 社畜生活から離れ、口から出る社畜自慢が減っていけば自分自身も変わっていく、ということにまだ気づいていないのかもしれません。社畜自慢してくる人に対しての対処法は?
近年社会問題にすらなりつつある社畜自慢、社畜アピール。うざいと思いつつも対応してあげなければいけない状況が多く聞く側が悩んでしまいます。劣等感や自信のなさからうまれる自慢話。その劣等感を傷つけず、うまく対処するにはどうしたらいいのでしょうか。
オーバーリアクションで返す
一番効果的なのがこちら。社畜自慢をしながら相手の様子を伺い、とにかく褒められたい、認められたい、すごいと言われたいという表れの人。そんな社畜自慢にはオーバーリアクションで返しましょう。大げさだっていいのです。あくまでも相手の気持ちに便乗してあげることが大切です。
「え!!ずっと休みなしだったの!?すごい!頑張ってるね!!」という言葉と共に「そんなに働いて大丈夫?」など体調を気遣うような言葉を言ってあげるとなおいいかもしれません。心配されているんだ、認められている、と感じることで相手の欲求は満たされることでしょう。 うまくかわす、と言ったら失礼かもしれませんが社交辞令としてもこのような対応が望ましいかと思います。張り合わないこと
オーバーリアクションで返すことはOKなのですが、それとプラスして張り合ってしまってはいけません。社畜自慢をする人よりも過酷な労働環境で働いている人も中にはいるでしょう。「今月は残業が80時間超えた !」というような社畜自慢をされ、(・・・え?私の方が働いてるよ)と思ったとしても口に出してはいけません。意固地になって自慢話を返すほど無駄なことはないです。
自尊心が低く、承認欲求を満たしたい相手に、それ以上の自慢を返してしまうとその人の心を傷つけかねません。そのようなことになると「社畜自慢」から入った話のためにそれまで築き上げてきた関係が崩れてしまうことになりかねないからです。 なので言い返したくなってもそこはグッと我慢して、見守ってあげることも大切です。適当な流し「うん」「そうだね」
初めに紹介したオーバーリアクション対応とは180度反対の方法です。もしも社畜自慢してくる相手と、今後の関係を望まない場合や深い付き合いをしていない人、もしくは社畜自慢がうざくて関係を断とうと思っている場合は冷めた態度で接することも一つの方法と言えます。
こういった場合にオーバーリアクションで対応してしまうと親密になりがちですが、あえて冷めた態度で接することでその人との間に壁を作ることができるでしょう。 何度も言うように社畜自慢をする人は認められたいんです。それを冷めた態度で返されるともちろん面白くありません。そこをあえて狙うのがこの言葉たちです。
「へぇ。そうなんだ」「そうだね」「うんうん、そっか」このような相槌にしかならない言葉だと面白味を感じないので、それ以上あなたに社畜自慢をすることはなくなるでしょう。だって欲求が満たされないですから。