タレコミをするメリット・デメリットと警察へのタレコミの方法

タレコミ先の代表格といった印象すらある週刊誌「フライデー」は、昔から現在に至るまで実に多くのスクープをモノにしてきました。政財界や芸能界の裏面にも果敢に斬り込み、時代を越えて各方面の関係者を脅かしてきた存在でもあります。

現在でも情報収集力に定評のあるフライデーに、(自分が持っているとっておきのネタを売り込みたい)と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。あなたが握っているネタを効果的に使うためにも、タレコミ手段を事前に検討しておきましょう。報道史に残る特ダネに化ける可能性があります。

時代を越えてフライデーがスクープをモノにし続けてきたのは、取材における機動力とタレコミへの柔軟な対応力が揃っているゆえです。ジャンルを越えたさまざまなネタに全力で対峙し、世間をあっと言わせるようなスクープを放っているフライデーに、一度はタレコミを寄せてみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

時代の変遷とともに、タレコミの手段も実に多様化の一途を辿っています。昔ながらのやり方で、編集部に電話をかけてアポイントを取ってからネタを直接持ち込む他に、メールにデータを添付して送る、書類形式で郵送する、記録媒体に収めて発送するなど、ネタの内容に合わせて選択しましょう。配達記録が残る形式で発送しておくと、さらに安心です。

出典: 悪い噂話をする人たちのイラスト（棒人間） | かわいいフリー素材集 いらすとや

生活保護は、然るべき理由があって働きたくても働けない社会的弱者を救うためのセーフティーネットです。受給者に一定額を支給して生活に役立ててもらい、社会復帰を目指してもらうために支援するという、相互扶助の精神に基づいた崇高な社会制度といえるでしょう。

しかし、中には納税者の気持ちを踏みにじるような不正受給が横行しているのもまた事実です。健康体なのに楽して暮らすために受給したり、他に収入があるのに隠して受給したり、受給されるやいなやパチンコに行ったりする人もいるので、本当に支援が必要な人にお金が行き渡るよう、不正受給は見つけ次第タレコミを入れましょう。

本来ならば受給するのにふさわしくない人が生活保護を受けている「不正受給」は、残念ながら年々増加傾向にあります。真面目に働いて納税している人からすれば、(この世はずる賢く生きた方が得なのか)とやりきれない思いに陥る事でしょう。

他にも何らかの収入があるにも関わらず、申請せずに生活保護を不正受給する行為は、生活保護法第78条違反にあたります。匿名のタレコミによって不正受給が発覚する事が多く、不正受給者への受給が停止されればその分、他の本当に支援が必要な人へと金が回る事になります。生活保護は他者の贅沢な生活を支えるためのものではありませんので、不正受給を見つけたら速やかにタレコミを寄せましょう。

匿名での不正受給のタレコミの中で、最も誤解されやすいケースは、生活保護の受給者が精神疾患での闘病中に生活保護を受けている場合です。一見健康そうに見える人でも、実は躁鬱病や適応障害などで他人の分からないところで苦しんでいる可能性があります。

生きているだけでもやっとの状態が続いている時に、あらぬ疑いをかけられて受給資格剥奪の危機にさらされてしまえば、その人の社会復帰の意欲は打ち砕かれる事でしょう。最悪の場合、絶望感に苛まれ自ら死を選ぶ事すら考えられます。安易に不正受給だと決めつけるのではなく、タレコミに踏み切る前に対象をよく観察して慎重に判断する事が大切です。

いかがだったでしょうか。タレコミと一言で言っても、その種類は実に豊富です。普通に生きていればたいてい無縁の物ですが、何が起きるか分からないのが人生です。中には、(いつ自分がタレコミをする立場になるか分からないな)と思った方もいるのではないでしょうか。

利益目当てのタレコミから、自分勝手に生きる人の逃げ得を許さない社会正義に満ちたタレコミまで、あなたもいつか機会があれば、人生経験の一つと捉えてぜひトライしてみましょう。