もち麦ダイエットって?その方法とは
あなたはダイエットにもち麦が効果的だと聞いたことがありますか。もち麦って何、と思う人も大勢いるでしょう。一体もち麦とは何なのでしょうか。そしてもち麦ダイエットとはどのような方法で行うと成功するのでしょうか。
もち麦って何のこと?
大麦の一種がもち麦です。ビールや麦茶の原料に使われているのが大麦の一種で、イタリアン、フレンチなどでは一般的に使われています。米やもち米があるように、大麦にももち性の麦があります。白米が主流になった今では、麦はスーパーではまだ販売されているものの、食卓ではあまり見なくなりました。
しかし食物繊維を豊富に含むもち麦には、とても凄いパワーがあります。その大麦の中でも、もち麦は多くの食物繊維を含んでおり、冷めても硬くならないという性質があります。健康食としても広く親しまれています。 カロリーも白米より低く、1日に必要な食物繊維を補うのにも最適なのがもち麦です。またもち麦ダイエットを行うことで、腸内の余分なコレステロールを除去する作用も持っています。通常の食物繊維よりも効果が高いため、もち麦ダイエットはダイエット効果は高いです。もち麦の種類とは
もち麦には種類があります。もち麦ダイエットに使うもち麦はどのもち麦が良いのでしょうか。
スーパーなどで販売されているもち麦は、ほぼ海外製のもち麦です。色がついているもち麦は国産ですが、健康効果としてはどちらも変わりません。国産のもち麦は販売されていることが少ないですが、海外製と比較すると甘み、モチモチ感があり、国産のもち麦をもち麦ダイエットに使うと、長続きします。もち麦の水溶性食物繊維
もち麦にはダイエット効果があります。もち麦には水溶性食物繊維が豊富でβ-グルカンという成分が含まれます。糖質脂質の吸収を抑制し、食後の血糖値の上昇を防いでくれます。糖質が増えすぎることもなく、余分な糖質が体内で脂肪に変わることを予防してくれます。
また胃の中で膨らむため、食べすぎ防止の効果も持ちます。ダイエットにもち麦は最適な食べ物だと言えます。便秘解消効果のあるもち麦
また水溶性食物繊維が豊富なもち麦は、便秘解消効果を持ちます。便のかさを増やし、腸を刺激する作用を持つため、蠕動運動が働きやすくなり、便秘解消効果があります。便秘解消はダイエットにも繋がります。
健康維持の効果
もち麦に含まれる水溶性食物繊維のβ-グルカンにはコレステロール値を減少させる他にも、腸内の免疫細胞を活発にすることにより免疫力をアップさせる作用を持ちます。つまりβ-グルカンはビフィズス菌など善玉菌の働きを増加させるというデータがあり、生活習慣予防にも役立ちます。
もち麦はどう炊く?
麦ごはんはもち麦と白米を混ぜて炊くことでできますが、どう炊けば美味しく麦ごはんを炊けるのでしょう。基本的なもち麦の炊き方を覚えておきましょう。
まずお米を先に洗います。その後、もち麦を白米に加えます。もち麦は洗いません。水を炊飯器に入れ、軽く混ぜ通常どおり炊きます。炊き上がったら5分ほど蒸らしてもち麦ご飯のできあがりです。普段白米を炊くときと同じく、もち麦を混ぜて炊くだけでもち麦ご飯の完成です。美味しいもち麦ご飯のためのもち麦と白米の割合
では美味しいもち麦ご飯を炊くための割合を覚えておきましょう。もち麦3割、白米7割で炊くと、まず初心者は美味しくもち麦ご飯を食べることができます。
もち麦はたった3割でいいのか、という疑問が頭によぎりますが、3割でも美容や健康に充分効果を発揮してくれます。もち麦50g、白米100gの割合で炊くと、もち麦3割の麦ごはんお茶碗2杯分が完成します。食物繊維は5gから7g含まれますから、日本人が不足している食物繊維の1日分を補うことが可能です。もち麦ご飯はストックすることも可能
もち麦ご飯はスーパーなどでも販売されていますが、炊飯器で炊いておき、冷凍庫でストックしておくことも可能です。
鍋にたっぷり湯を沸かし、ふたをせず中火程度で15分ほど茹でます。その後ザルにあげ、水分をきってできあがりです。あら熱が覚めたら適度な分量でラップに包み、冷凍保存します。食べる時には電子レンジで温めるだけでOKです。 もち麦にはアミロペクチンという成分が豊富で、冷えても硬くなりにくく、モチモチした食感が続きます。ですから冷凍保存しても美味しく食べることができます。もち麦ダイエットが効果を発揮する期間とは?
もち麦ダイエットを成功させる期間について調べてみましょう。
もち麦で短期間で痩せたいと思うなら、最低でも2週間はもち麦ダイエットを続けましょう。もち麦ダイエットは短期間でも痩せることができるので、最低2週間もち麦ダイエットを続けることで、腸内環境が整い、腸内のデブ菌と呼ばれるファーミキューテス菌を減少させることができます。 もち麦に含まれる水溶性食物繊維がデブ菌を減らしてくれるため、2週間でもち麦ダイエットが成功します。もち麦を食べる量やもち麦の摂取はどれくらい?
もち麦ダイエットは基本的にはいつものご飯を、もち麦ご飯に置き換えるだけの簡単なダイエット法です。即効性があり、2週間程度で体重が落ちていきます。個人差があるので、もち麦に変えたからと言って、誰もが2週間で体重が落ちるわけではありません。
食べる量はお茶碗1杯ずつです。おかわりをしては意味がありません。カロリーについては、もち麦ご飯は198キロカロリーなので通常の白米のご飯と比較すると50キロカロリー程度低くなります。ですからダイエット効果が見込めます。 それに食物繊維が豊富なので便秘予防に役立ちます。カロリーが少ないから腹持ちが悪いこともなく、腹持ちは長く、続けやすいのがもち麦ダイエットです。1日にもち麦を食べる量はβ-グルカンが含まれる量によって異なりますが、3gが目安です。効果的なもち麦ご飯の食べ方は?
せっかくもち麦ダイエットをするなら、効果的な食べ方をしたい所です。もち麦は便秘解消にも良いですし、噛み応えもあるので満腹感も得ることができます。白米よりカロリーも低いので、お茶碗1杯でも充分カロリーを抑えることができます。
基本的な食べ方は、もち麦ご飯と同時に白米と同じくおかずと共に食べるのが普通です。しかし楽しく食べるのもポイントです。まずもち麦に3つの豆を混ぜたもち麦ご飯は効果的です。枝豆や豆腐、納豆を混ぜます。もち麦ご飯が炊きあがったら、もち麦ご飯にこの豆類をかけて食べると美味しいです。朝食に食べるのがもち麦ダイエットを成功させる秘訣!
また、もち麦ご飯は朝食に食べるのがおすすめです。1日のカロリーの摂取量やカロリーのコントロールができるので、朝食に食べるのがベストです。朝食にもち麦を食べることで、セカンドミール効果が期待できると言います。この効果とは、最初に食べる食事が次の食事の血糖値の上昇を抑制します。1日単位で血糖やコレステロール上昇を、朝食にもち麦を食べることで調節できます。
また朝食と昼食に2膳食べるのも理想的な食べ方です。ご飯をあまり食べない人は、もち麦をスープにする、ヨーグルトやデザートに加えると良いでしょう。おかずなど調理に工夫をしてもち麦を利用するのも良いです。そのようなレシピ本も多数出ているので、参考にすると良いでしょう。もち麦ダイエットの効果とは
もち麦には腸内細菌でもデブ菌と呼ばれる、ファーミューテス菌を減少させる作用を持ちます。この菌が腸内に多いか少ないかで太りやすいか痩せやすいかに差が出ます。この菌は糖質や脂質を必要以上に体内に溜めこむ性質を持っており、ファーミューテス菌が多ければ多いほど太りやすい体質です。
この菌はワシントン大学の研究により明らかになりました。食べすぎが肥満の原因だと以前は言われていましたが、昨今の研究ではこの菌が肥満の原因に大きな影響を与えていると言います。 もち麦ダイエットをすることで腸内のファーミューテス菌を減少させる作用をもたらすため、続けることにより太りにくい体質になります。さらにもち麦に含まれるβ-グルカンが糖質や脂質の消化吸収を抑制します。そして食物繊維が豊富なもち麦を食べることで、便秘解消、ポッコリお腹を解消できます。もち麦ダイエットで痩せない?その原因や理由とは
もち麦ダイエットをしても痩せないという人もいます。その原因や理由はどこにあるのでしょうか。食べ方や量に問題があるのでしょうか。痩せない理由を紹介します。
もち麦ダイエットは2週間程度で結果が出てくるダイエット法です。個人差がありますが、大抵は痩せていくと言います。しかし中にはもち麦ダイエットで痩せないという人もいます。 その原因は実践期間が短いという理由があります。1週間で変化がなかったからと言ってやめてしまってはもち麦ダイエットの効果は発揮できません。最低でも2週間は続ける必要があります。腸内に働きかけるダイエット法なので、2週間は続けましょう。