βエンドルフィンの効果・活性化させる方法・食べ物|音楽

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βエンドルフィンって何?

βエンドルフィンの効果・活性化させる方法・食べ物|音楽

βエンドルフィンは「脳内麻薬」とか「快楽物質」と表現されることが多い物質ですが、どのような物質なのでしょうか。今回は、βエンドルフィンがどのような物質なのか、またどのようにすればβエンドルフィンが体内に発生するのかなどをご紹介します。

βエンドルフィンはどんな効果があるの?

βエンドルフィンは体内で生成される物質です。そして、その効果は「非常に強い鎮静作用がある」と説明されます。例えば、マラソンで最後のラストスパートを、肉体の限界を超えて走り続けることができるのはβエンドルフィンのおかげです。なんと、モルヒネの6倍以上の鎮痛効果があると言われています。

通常なら到底耐えることができない肉体的な痛みを感じないどころか、むしろランナーズハイと呼ばれる気持ちが良い状態を作り出してしまいます。 さらにβエンドルフィンは免疫機能を高める効果があります。βエンドルフィンが多く体内にあると外部からのウィルスに対し、撃退効果が高まることが研究によって明らかになってきています。

アンチエイジング・脳力アップ

体の免疫機能向上や、気分が良くなるなどと関係した具体的な効果として、「アンチエイジング」や「脳力アップ」という言われ方をすることがあります。

老化の原因は活性酸素により細胞が傷つけられることですが、βエンドルフィンはこの活性酸素を撃退する効果を持っています。また、βエンドルフィンには血管を広げる作用があるため、血行が促進する効果が期待できます。毛細血管まで血液により栄養がいきわたるので、結果として若々しい肌を保つといった効果があると言われています。 気分が良くなるということはすでにご説明しましたが、人間はポジティブな感情を持っていた方が能力を発揮することができることが知られています。そうした意味では頭の回転が良くなったり、よいアイデアをひらめくことが多くなると言うこともできます。

どうすればβエンドルフィンは体内で生成されるのか?

良いことづくめに思えるβエンドルフィンですが、一体、どのような時に体内に生成されるのでしょうか。マラソンのランナーのように、身体を限界にまで追い込まなければならないのでしょうか。あるいは、インドの苦行者のように、多大なストレスをかけなければならないのでしょうか。

確かに、このような過度なストレスがかかった時、身体は防衛のための緊急措置としてドーピングしたと同じような状態にするためβエンドルフィンを生成しますが、逆に、気持ちが良いと感じることをしても、同じく体内のβエンドルフィンが増えることが分かっています。 気持ちが良いことをして、さらにβエンドルフェインの効果が得られるとは嬉しい限りです。そこで、次項からβエンドルフィンを増やすための具体的な方法をご紹介していきましょう。

βエンドルフィンを活性化させるおすすめの音楽

βエンドルフィンの効果・活性化させる方法・食べ物|音楽

先ほども述べましたが、気持ちが良いと感じることがβエンドルフィンを発生させるために必要なことです。気持ちが良いと感じると脳の中で何が起きているのでしょうか。

アルファ波

人間は気持ちが良いと感じる音楽やリラックスしていたり、癒されていると感じるときにアルファ波(α波)とよばれる脳波が出ています。このアルファ波が出ているときにβエンドルフィンが体内に生成されるということが研究によって明らかになってきています。

したがって、気持ち良い、リラックスできるという音楽ならば、βエンドルフィンを発生させることができると考えることができます。好きな音楽は人によって異なりますので、ある人にとってはそれがクラシック音楽のショパンのノクターンであることもありますし、違う人ではロックやパンクミュージックが適しているということもあります。

瞑想系音楽の方が向いている

しかし、一般的には音楽に集中している方がアルファ波が発生する可能性が高いと言われています。つまり、瞑想状態に近い方がよいということになります。このため、ノリが良い曲だと、身体を動かしたくなったりしますのでアルファ波、ひいてはβエンドルフィンを分泌させるには不向きな人が多いでしょう。

それを考えると、やはり静かな音楽が多くあるクラシック音楽やヒーリング音楽と呼ばれるジャンルがβエンドルフィンを分泌させるには効果的といえるでしょう。そこで、これらのジャンルに絞り、特におすすめの音楽をいくつかご紹介します。 ただ、好みもありますので、大体のイメージを掴んでいただき、後はご自身の感性で選択していただければよいでしょう。

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)

瞑想状態に入っていくには、あまり起承転結があるようなクラシックの曲は相応しくないと言えるでしょう。心がおだやかになり、なおかつ瞑想を邪魔にせず、かつ美しい音色を奏でているのがベストです。

その観点において、最もおすすめなのが「J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲」になります。バイオリン組曲もあるので、お好きな方を選びましょう。瞑想にはスイッチを入れることが大事といいますので、同じ曲を聴くことをきっかけにするのもよいと言われます。そのためには、このように飽きのこない曲を選ぶのが良いのではないでしょうか。
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ヨ-ヨ-マのチェロの音色は 聞く時の 聞く人の 心理状態に、語りかける不思議な魅力がある。聴いていて涙が出てくる事が、時々ある

坂本龍一:05

坂本龍一の「energy flow」という曲をCMで聴いて、わずか数十秒で癒されたという人も多いでしょう。親しみやすいメロディとともに、その癒しの力でアルファ波とβエンドルフィンを出してしまいましょう。

このアルバムは「energy flow」をはじめとして、美しく、穏やかなピアノの名曲が多く収録されています。アルバム全体に統一感があると評判なので、リラックス状態に入っていくのに最適なアルバムと言えます。
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