都合のいい女とは？意味、特徴、診断、都合のいい女をやめる方法

都合のいい女、と言われたことはありますか。誰でもわかることだとは思いますが、決して褒めている言葉ではありません。「都合のいい」とはほとんどの場合「男にとって」という枕詞が隠れています。そのことをふまえてあえてストレートな表現をしてみると、

・思い立ったらいつでもデートやセックスができる ・マメに連絡したり記念日を祝ったりなど、時間やお金をかけなくてもいい ・体だけの関係、いつ別れてもいい彼女などキープ的な存在 ・自分のために学校や家で世話を焼いてくれる ・多少扱いが雑でも、自分から離れていかずむしろ求めてくれる といった女のことです。

ここで、都合のいい女といえるかどうか診断をしてみましょう。以下の質問にイエスかノーで答えていってください。

1.親や先生に「いい子だね」と褒められるともっと頑張ろうと努力した 2.困っている人がいると多少無理をしてでも助けてあげたい 3.周囲からの評価がよくても自分に自信が持てない 4.忍耐強く、寛大な心を持ちたい 5.多少強引でも引っ張ってくれる男性がタイプ 6.好きな人に喜んでもらうのが大好きで、甘えたいし甘えさせてあげたい 7.面倒な女・重い女と思われたくない 8.人にはあまり言えないけれどセックスが大好き 9.人と接するときは先入観を持たずに誰とでも友好的な関係を築きたい 10.パートナーにほかの女性の影があっても怖くて聞けない、もしくは気にしない 11.人間関係で多少の不満があっても、愚痴をこぼす程度にとどめて大事にはしたくない 12.空気を読んだり気遣いをしたり、自分を抑えてでも周囲の和を大切にする

当てはまる数が多ければ多いほど、都合のいい女になりやすい傾向にあります。12個全くあてはまらないという人もなかなか少ないでしょうが、特に根が深く注意が必要なのが、1と3が両方ともイエスの場合です。

後述しますが、都合のいい女は過剰に承認欲求が強いという特徴があります。それが幼少期の体験に基づいていて、大人になった現在も続いてしまっているとなると、おそらく恋愛以外の人間関係にも悩むことが多かったり、家族とのつながりが弱かったりするのではないでしょうか。

先ほどの診断での12の質問ですが、イエスだからといって特段悪い意味合いを持つ質問というのは一つもありません。「都合のいい女＝悪い女」というわけではないのです。むしろ、都合のいい女には、いわゆるいい子ちゃんタイプの人が多いとも言えます。悪い女になれない、もしくはなりたくないからこそ、都合のいい女に甘んじてしまっています。

しかし、いい子ちゃんタイプの女性誰もが都合のいい女に落ちてしまうわけではありません。以下に、診断で使った設問から見る都合のいい女の特徴について解説します。

質問1.2.4.6が示す都合のいい女の特徴は、承認欲求が強いことです。飢えているといっても過言ではありません。特に「1」にあてはまる女性は、幼少期からずっと満たされないでいる可能性があります。

いい子でいようという意識は、自分のためではなく誰かのためです。もっといえば、誰かに自分をよく思われようとする意識です。我慢強く広い心でなんでも許します。自分より誰かのために行動する。そうしていれば、きっと自分のことを褒めてくれる。好きでいてくれる。そして、誰かに甘えさせてあげた分だけ、自分も誰かに甘えたい。 利他の精神だとか、高尚な思想だとかにみせかけて、人によく思われることによって自らの渇きをいやそうとしているのが、都合のいい女の大きな特徴です。

「自己主張できない」というと大人しい女性をイメージする方も多いでしょうが、明るいタイプの女性もいます。そういう方は、なんやかんやで自分の意見より相手の意見を通すというのが定石です。「私は自己主張できないのではなく、しないだけ」と宣う女性もいるでしょうが、本当に強く自己主張できません。

なぜなら、都合のいい女が最も恐れることが、自分の考えを持たない空虚さを周囲に知られることと、いざ何か自分の気持ちを明確にしたときに周囲に嫌われることのふたつだからです。 この特徴は質問5.9.11.12によく表れています。一歩引いた女性を演じていれば、意志がないことはバレません。誰とでも友好な関係を築いていれば、人に嫌われることはありません。不満や不安を口にして関係が壊れるくらいならば、我慢することを選びます。都合のいい女の忍耐強さはこうしてますます磨きがかかります。

先述した通り、都合のいい女の言動は基本的に人に嫌われるようなものではありません。しかし、人に好かれるような人物かと問われれば話は別です。「いい子ちゃん」「いい人」で終わりです。悲しいことに、都合のいい女はそれを頭の片隅では理解しています。それゆえ、あらゆる人間関係において不安感が強く、安心したがっています。

この不安感の表れから質問「3」と「７」に、安心感への欲求から「8」にイエスと答える人が多い傾向にあります。自分に自信が持てないから、そして自分がどれだけ面倒で重い女かわかっているからこそ、それをパートナーに押し付けないようにという意識が働きます。 自信はないけど、面倒でも重くもない自分ならば愛されるのではないかと可能性を探っています。その結果、わかりやすい愛情表現としてセックスに依存する傾向がみられます。