キャベツの糖質とカロリー、栄養素
ダイエットや美容に関する食事を考えた時、キャベツは手に入れやすく、調理もしやすい上に、その食べやすさもあって、積極的に摂り入れたいと考える方も多いのではないでしょうか?確かに、たくさんの野菜を摂取するにはうってつけのキャベツですが、糖質制限のような食事にも向いているのでしょうか?
キャベツの糖質を知る
生のキャベツ、約100gあたりの糖質量は3.4g程度と言われています。この糖質量はなかなかの糖質の低さです。さらには茹でることで糖質をもっと下げることもできるのです。茹でたキャベツ、約100gあたりで糖質量は2.6g程度となりますので、これはかなりのの優秀野菜といえるでしょう。
3.4gという糖質は、低めではありますがブロッコリー(0.8g)やズッキーニ(1.5g)など、大変糖質が少ないと言われている野菜に比べるとやや高めといえます。ですので、大量摂取をしすぎると糖質オーバーになってしまうので注意は必要です。しかし、食べ過ぎにさえならなければ全く問題ありませんので、糖質制限を行う上では、強い味方となってくれることでしょう。
キャベツのカロリーを知る
キャベツの糖質が低めということは分かりましたが、カロリーのほうはどうでしょう?糖質とカロリーは必ずしも比例するわけではありませんので、カロリー制限や体重を気にしての食事制限をされている方は、カロリーにも注目したいところです。
キャベツ、100g当たりのカロリーは約23kcalと言われています。ちなみに、茹でた場合は少し減って20kcal程度と言われています。茹でたほうが甘みが増すにもかかわらず、カロリーも低く抑えられるキャベツはとても優秀で、野菜の中でもカロリーは低めとなっています。
糖質量の少なさでは、ブロッコリーなどに負けてしまうキャベツですが、カロリーで比較すると断然キャベツに軍配が上がります。ちなみに、ブロッコリーの100gあたりのカロリーは約33 kcalといわれています。
キャベツの栄養素を知る
ほうれん草が20kcal、小松菜が14kcalなど、他の葉物野菜と比較すると若干カロリーが高めになりますが、それでもキャベツは低糖質・低カロリーな食材に変わりはありません。なので、モリモリ食べても大丈夫です!食べすぎ注意とお話はしましたが、キャベツの豊富なビタミンなどの栄養素は、ダイエットや美容・健康維持にうってつけだからです。
まず注目したい栄養素は「ビタミン」です。キャベツに豊富に含まれているビタミンといえば「ビタミンC」と「ビタミンK」です。100g中44㎎も含まれている「ビタミンC」には、風邪を予防したり、疲労回復などが期待できます。
また肌荒れ対策にも効果がある事から、女性の美良い対策におすすめです。「ビタミンK」のほうは、血液の凝固促進をおこなったり、骨の形成にやくだってくれます。「ビタミンK」が豊富で有れば、ちょっとした擦り傷などで血が出た場合も早く止血してくれるので、心強い存在です。少し聞きなれないかもしれませんが「ビタミンU」もキャベツの栄養素としてなくてはならない存在です。別名「キャベジン」とお伝えすればピンとくるのではないでしょうか?このビタミンUは、胃や十二指腸などの内臓に対する抗潰瘍作用があります。
簡単に言えば胃や十二指腸を守ってくれる存在というわけです。揚げ物のそばに大量のキャベツが添えられているのも、脂から胃や腸を守り、胸焼けを抑える効果がある事からセットで提供されるようになっているのです。胃腸が弱い方は、積極的にキャベツを摂ることで、不調を和らげることもできるのです。キャベツといえば「食物繊維」の豊富さを連想しがちですが、実は他の栄養素のほうが多く含まれていて、そちらにこそ注目すべき野菜なのです。ビタミン類以外で豊富な栄養素といえば「葉酸(78μg)」、「カリウム(200mg)」があげられます。
「葉酸」は体内で赤血球をつくる役割を持っているので、細胞分裂を行うためには必要不可欠な存在です。最近では妊婦さんが積極的に摂取するよう指導されている栄養素の1つです。「カリウム」は血圧を下げる効果があるので、高血圧の方におすすめです。また「カリウム」は体内の塩分を輩出する働きを持っているので、むくみを予防したり、筋肉を正常に保つ働きを持っています。寝ているときに足がつることはありませんか?あれは、実はカリウム不足から起こることも多いのです。これらを改善するために「カリウム」が必要となるのです。
キャベツは糖質制限に向いてる?
キャベツは野菜の中では低糖質・低カロリーということはすでにお分かりいただけたことでしょう。では実際に、キャベツは「糖質制限」に向いているのか、そうでないのかについてお話ししてみましょう。
糖質制限中の野菜
糖質制限の時に注意したいのが野菜の糖質です。キャベツの糖質は生で3.4g/茹でで2.6gとかなり低めの数値となっていますが、実は野菜の多くは意外に糖質が髙いものが多いので、食事に取り入れる場合は注意が必要なのです。その点、この糖質の低さに加え、カロリーも低く抑えられるキャベツは、糖質制限中にむしろ積極的に取り入れてもOKな食材といえるでしょう。
糖質制限中に注意しなければいけないのは、主に「土の中」で育つ野菜類です。土の中で育つ根菜類は糖質の高いものが多く、糖質制限を行う上ではできれば避けたい食材が多々存在します。その点、土の外で育つ葉物野菜である「キャベツ」は安心というわけです。どれぐらいの差があるかというと、根菜の代表格となるジャガイモでおよそ16.3g程度と言われていますので、その差は歴然です。
糖質制限中のおすすめのキャベツの食べ方・レシピ
いろいろな調理法があることが特徴的なキャベツですが、糖質制限中にはどのような食べ方が望ましいのでしょう?糖質制限中に食べてほしい、おすすめのキャベツレシピをご紹介いたします!