かぼちゃは大きく分けて3種類ある!
かぼちゃは、大きく分けると3種類に分類できます。1つ目は西洋かぼちゃ、2つ目は日本かぼちゃ、そして3つ目はペポかぼちゃです。一般的に店頭で見かけるかぼちゃの多くは西洋かぼちゃです。西洋かぼちゃは、日本かぼちゃやぺポかぼちゃに比べて甘く、ほくほくした食感が特徴です。
日本かぼちゃは普段あまり見かけることはありませんが、懐石料理専門店などで煮物として登場することが多いかぼちゃです。日本かぼちゃは皮が黒っぽく、西洋かぼちゃよりもあっさりとした味わいで、そぼろ煮やサラダなどに適しています。 ぺポかぼちゃは、ハロウィンなどでよく見かけるオレンジ色のかぼちゃや、キュウリのように細長いタイプのかぼちゃのことを指します。見た目が小さくて可愛いものや、面白い形をしているものが特徴です。かぼちゃの糖質量とカロリー、栄養素
かぼちゃの主な栄養素は、βカロチン(ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB1、B2、カルシウム、カリウム、鉄、葉酸、食物繊維などです。ちなみに、βカロチン(ビタミンA)と表記しているのは、βカロテンが体内に入るとビタミンAに変わるためです。
かぼちゃに含まれているβカロチンや食物繊維の量で言えば、実よりも皮やワタ、種の部分に多く含まれています。特に、皮に含まれるβカロチンの量は、果実の5倍以上だと言われています。栄養満点なかぼちゃの皮は捨てずに、皮ごと調理に使うようにしましょう。 また、βカロチンとビタミンEは油に溶けやすいビタミンなので、油を使って調理すると体内への吸収率がアップします。豊富な栄養素が免疫力を高めてくれる!
かぼちゃに含まれるβカロテン(ビタミンA)は、免疫力を高め、風邪を予防したり、感染症やガンの予防に効果的な栄養素です。ガンや老化は、体内の細胞の酸化が原因で起こるのですが、βカロチン(ビタミンA)を摂取することで、細胞の酸化を防ぎ、ガンの促進や老化を防止することができるのです。
食物繊維は、便秘解消、虫歯予防、血圧の上昇予防、肥満予防などに効果的な栄養素です。また、腸内環境を整える働きもあるので美容効果も期待できます。加えて、かぼちゃには、ビタミンCや鉄分、カルシウムも含まれているため、貧血防止にもつながります。かぼちゃのカロリーはどれくらい?
かぼちゃは、野菜の中でも特にカロリーの高い食品です。具体的には、とうもろこしやグリンピースに続いてカロリーが高い野菜だと言われています。
一口にかぼちゃと言っても、カロリーは西洋かぼちゃと日本かぼちゃで異なっています。西洋かぼちゃのカロリーは、100gあたり93kカロリーで、日本かぼちゃのカロリーは、100gあたり49kカロリーです。カロリーで言えば、日本かぼちゃよりも西洋かぼちゃのほうがカロリーが高いことが分かります。かぼちゃの糖質
かぼちゃの糖質含有量も、野菜の中では多いほうです。具体的には、そらまめ、レンコンに次いで糖質の多い野菜と言われます。
糖質量も西洋かぼちゃと日本かぼちゃでは異なります。西洋かぼちゃの糖質は100gあたり17.2g、日本かぼちゃの糖質量は100gあたり8.1gです。西洋かぼちゃの糖質量は日本かぼちゃの糖質量の約2倍にも上ります。 以上から、カロリー・糖質量ともに、西洋かぼちゃのほうが日本かぼちゃよりも上回っていることが分かります。糖質制限をするなら、西洋かぼちゃよりも日本かぼちゃを積極的に食べるようにしましょう。かぼちゃの選び方と保存方法
スーパーや市場に行っても、どれが美味しいかぼちゃなのか分からず、カゴに入れるまでに迷ってしまった…なんて経験はありませんか。また、買ったは良いものの、保存方法が分からず冷蔵庫に入れっぱなしで、気づいたときには腐らせてしまっていた、なんてこともあるかもしれません。
ここでは、そんな方たちのために、美味しいかぼちゃの選び方と保存方法をご紹介します。美味しいかぼちゃの選び方
かぼちゃを選ぶ際は次のことに気をつけましょう。
1.緑色が濃く、持った時にずっしりと重量感があるものを選ぶ 2.左右対称に丸く形が整っているものを選ぶ 3.へたの周りがくぼんでいるもの、コルクのように乾燥しているもの、ヒビが入っているものを選ぶ
かぼちゃのオススメの保存方法
市販のカットされたかぼちゃは、種をスプーンでくり抜き、ラップをして冷蔵庫で保存します。保存期間は最長1週間です。
丸ごと1個のかぼちゃの場合は、新聞紙で包み、日が当たらない涼しいところに保存します。保存期間は最長2か月なので、なるべく早く食べてしまいましょう。早めに食べるのが難しい場合は、あらかじめカットして中の種をスプーンでくり抜き、食べやすいサイズにカットし、そのままジップロックやタッパーに入れて冷凍室で保存します。