そばに含まれる主な栄養素
そばを食べることによって、どのような栄養がとれるのでしょうか。
ビタミンB群
そばには、三大栄養素である糖質(炭水化物)の代謝を助けてエネルギーをつくり出す働きがあり、疲労回復に役立つ「ビタミンB1」が含まれています。三大栄養素である糖質(炭水化物)・脂質・たんぱく質を分解して体内でエネルギーに変える働きや細胞の新陳代謝を促す働きがあり、皮膚や粘膜の機能維持や成長に役立つ「ビタミンB2」も含まれています。
また、三大栄養素である糖質(炭水化物)、脂質、たんぱく質の代謝によってエネルギーをつくるときに働く酵素を補助する働きがあり、皮膚や粘膜の健康維持に役立つ「ナイアシン」や「パントテン酸」、同じく皮膚や粘膜の健康維持に役立つ「ビタミンB6」、貧血を予防する「葉酸」などのビタミンB群が、そばには豊富に含まれています。ビタミンE
また、そばには、強い抗酸化作用で活性酸素の発生を抑えて細胞の酸化を防ぐことで、血管や肌、細胞の老化を防いでくれる「ビタミンE」も含まれています。
ミネラル
さらに、そばには、骨や歯をつくるのに必要な「カルシウム」「リン」「マグネシウム」や、高血圧を防いでくる「カリウム」などのミネラルも豊富に含まれています。
ルチン
そばには、毛細血管の強化や高血圧の予防などに効果のある、ポリフェノールの一種である「ルチン」が含まれています。
食物繊維など
他にも、そばには、良質な「たんぱく質」や、腸内環境を整えて便秘を解消する手助けをする「食物繊維」も豊富に含まれています。
そば100gに含まれる糖質・脂質・たんぱく質の量やカロリー
そばの糖質(炭水化物)、脂質、たんぱく質
そばは、そば粉と水と「つなぎ」を原料にしてつくられています。
日本食品標準成分表によると、そば粉(全粒粉)に含まれる糖質(炭水化物)は、100gあたり69.6gです。また、そばに含まれる脂質は100gあたり3.1g、そばに含まれるたんぱく質は100gあたり12.0gです。