マテ茶とは?
南米生まれのマテ茶についてみなさんご存知でしょうか。マテ茶は、南米の方が日常的に摂取するお茶として昔から親しまれています。なぜなら、主な原産国であるアルゼンチン、ブラジル、パラグアイ等の国では、野菜の栽培が困難ということが挙げられます。マテ茶は「イェル・マテ」という木の葉や枝を乾燥させ加工したものです。
カルシウムや鉄分の含有量が高く、ビタミンやミネラルも摂取できることから「飲むサラダ」と言われ、肉食が中心の国民にとても重宝されています。マテ茶は、疲労回復や冷え性の予防・改善という効果の他に、ダイエットや美容にも良いと昨今注目を浴びており、マテ茶を愛飲しているという方も少なくないのではないでしょう。 そこで気になるのがカフェインの含有量です。体に及ぼす影響について度々注目されることがあるカフェインですが、マテ茶にも含まれているのでしょうか。そこで今回は、マテ茶のカフェインについて詳しくご紹介していきます。マテ茶の伝統的な飲み方とは
ティーパックやインスタントマテ茶等、私たちが手にとるマテ茶は気軽に作って飲めるような形に作られています。しかし、南米では昔からのマテ茶の飲み方があります。本来の目的から少しそれてしまいますが、南米生まれのお茶ですので、その土地での飲み方をご紹介します。
マテ茶を飲むために用意するのが「マテ」あるいは「グアンパ」という容器と、先端にフィルターがついたストロー「ボンピージャ」です。お湯で作る場合、容器のマテにお茶を6分目くらいまで入れます。そこに湯冷ましの水を2分目まで入れ、ストローポンビージャをセットします。 沸騰して少しおいたお湯を泡が出てくるまで注いだら完成です。水出しの場合は、ティースプーン山盛り1杯のマテ茶を8~10分水に浸します。抽出後は冷蔵庫で保存可能です。マテ茶を本格的に楽しみたいという方は、ぜひお試しください。マテ茶にカフェインは含まれているの?
コーヒーや緑茶、紅茶等の多くのお茶類にカフェインが含まれていますが、マテ茶はどうなのでしょうか。実はマテ茶のカフェイン含有量は、100mlに対して10mgであり、少ない量のカフェインが含まれています。あまりピンと来ないかもしれませんが、これは入れ方にもより変わるものの、コーヒーの約1/4、紅茶の約1/3、緑茶の約1/2程のカフェイン量となります。
健康に影響を与えないカフェイン量は、食品安全委員会が定める基準によると、健康な成人の場合400mg/日となっています。これをマテ茶で換算してみると、約19~20杯まではマテ茶に含まれるカフェインが体に影響を及ぼさないということになります。