バナナの糖質・カロリー・栄養素について|糖質制限のレシピ紹介

料理の知識

子どもも大人もみんな大好き バナナ

バナナと言えば、子どもから年配の方まで広く親しまれ、愛されてきたフルーツです。バナナは甘くて美味しいだけでなく、低カロリーでかつ栄養価が高いのが特徴です。非常に健康的であり、消化吸収に優れ、エネルギー源として長持ちすることから、女性のダイエットや美容にも効果的な食べ物であると言われています。

バナナは、豊富な栄養素を含むうえに、コストパフォーマンスにも優れています。そして、私たちの体内に取り込まれてからエネルギーになるまでの時間が比較的短いことから、「ミラクル・フルーツ」とも言われています。 今回は、このミラクル・フルーツと言われるバナナの栄養素、糖質、カロリー、それからオススメの糖質制限レシピをご紹介していきます。

気になるバナナの栄養素

バナナの主な栄養素は、タンパク質、脂質、糖質、カルシウム、カリウム、ビタミンC、葉酸、マグネシウム、ビタミンB1、B2、B6、カロテン、リン、鉄などです。

バナナに豊富に含まれるカリウムは、筋肉にとって欠かせないミネラル成分です。カリウムはナトリウムを排泄し、高血圧を防ぐ効果があります。また、筋肉の強化や痙攣を防ぐ役割もあります。 ビタミンCは風邪の予防や肌荒れを防ぐ働きがあり、美容にも最適です。 マグネシウムは血圧を調節したり、骨の成分となる栄養素です。 また、バナナには妊婦に必要不可欠な葉酸も含まれています。 こうして見てみると、バナナがミラクル・フルーツと言われるのも頷けるのではないでしょうか。

気になるバナナの糖質

栄養価の高いバナナですが、糖質やカロリーが気になるところです。糖質でいえば、バナナには、でんぶんやブドウ糖、果糖、ショ糖などが含まれています。バナナ100gあたりの糖質は、21.4gほどです。同じ100gあたりのりんご13.0g、メロン9.8gなどと比較すると、糖質は高めであることが分かります。

バナナは腹持ちが良く、ご飯やパンなどの炭水化物よりも朝食に適しています。

バナナはまた、ご飯やパンよりも糖質制限にも向いていると言われます。それは、バナナに含まれている果糖の粒子が粗いためです。ご飯やパンは糖質の粒子が細かいため、すぐ血液に取り込まれ、血糖値を上げてしまいます。そうすると、血糖値を下げるためにインスリンが分泌されます。 高血糖が体に悪く、糖尿病を招くのは、急激に体内に入ってきた糖に対してインスリンの分泌が上手くいかなくなるためです。しかし、バナナに含まれる果糖は粒子が粗いため、緩やかに血液に糖が吸収され、高血糖を防ぐことができるのです。

気になるバナナのカロリー

バナナ100gあたりのカロリーは、86kカロリーとなっています。バナナ1本が約90gですので、バナナを1本食べると約77kカロリー消費する計算になります。

他のおやつと比較してみると、ケーキ100gあたり200~300kカロリー、アイスクリーム100gあたり100~200kカロリーなのに対して、バナナは比較的低カロリーだと言えます。

糖質制限中のあなたへ オススメのバナナレシピ5選!

バナナは豊富な栄養素を含んでおり、ケーキやアイスなどのお菓子に比べると、カロリーも低く、糖質も控えめであることが分かりました。そのまま食べても十分美味しいバナナですが、ここでは、より美味しく食べるための糖質制限バナナレシピをご紹介します。

グルテンフリー バナナのおからケーキ

パン、ケーキ、シリアル、パスタの原料はいずれも小麦粉ですが、小麦粉にはグルテンが含まれており、糖質制限中の方には大敵と言っても過言ではありません。グルテン中に含まれるグリアジンという物質は食欲を増進させ、食べ出すと止まらなくなる作用をもたらします。また、小麦粉に含まれるアミロペクチンは血糖値上昇の元で、糖化を促進させます。

そんな小麦粉を使わなくとも、美味しくて体に優しい糖質制限レシピがあれば嬉しいものです。ここではまず、グルテンフリーのバナナおからケーキレシピをご紹介します。

材料

米粉 (40g) おからパウダー (15g) ベーキングパウダー (4g) 生卵 (1個) 黒糖粉末 (30g) 太白ごま油(サラダ油でも可) (40g) 豆乳 (50g) バナナ (100g) シナモンパウダー (適量)

レシピ概要

(1) ケーキの型にクッキングシートを敷き、オーブンを170度に加熱しておきます。バナナも潰しておきます。

(2)卵、黒糖をボールに入れて混ぜ合わせたら、ごま油、豆乳、バナナを入れて混ぜます。加えて、米粉、おからパウダー、シナモンパウダー、を入れて混ぜ合わせます。
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