糖質制限中の牛乳は大丈夫なのか?糖質・カロリー・栄養素など

料理の知識

牛乳は糖質制限に向いているの?

糖質制限中に摂取できる糖質量は、およそ20g以下とされています。普通の牛乳にはジュースのような砂糖は入っていませんが、一定の糖質が含まれています。

牛乳の糖質は100mlあたり約5gなので、一日に飲む量に気を付ければ既定の糖質量を超えることはないでしょう。下記でも説明しますが、コーヒー牛乳などの甘い牛乳はジュースと同様に砂糖が含まれているため、糖質制限中の飲料としては不向きです。 どうしても牛乳が飲みたい場合は、牛乳の摂取量を少なくしたり、市販のコーヒー牛乳を買わずに自分で作るなど工夫して飲むようにしましょう。

牛乳に含まれる糖質の種類は?

スーパーやコンビニのショーケースを見渡すと、様々な種類の牛乳が店頭に並んでいるのを見かけるでしょう。ここでは、牛乳に含まれる糖質の種類と糖質制限中に飲んではいけない牛乳についてご紹介します。

乳糖とは

牛乳には砂糖が含まれていませんが、上記でも述べたように、普通の牛乳100mlにつき約5gの糖質が含まれています。

この糖質の主成分となるものを「乳糖」(別名:ラクトース)と呼びます。乳糖の働きとして挙げられる役割は二つです。一つ目は、「ラクターゼ(乳糖分散酵素)」によって分解された乳糖が体の隅々まで運ばれて、最終的に体内エネルギーに変わります。 二つ目は、悪玉菌の繁殖を阻止し、ビフィズス菌などの善玉菌の栄養となり腸内環境を整えることです。このように、乳糖は私たちの体内においてとても重要な役割を担っているのです。 人によっては、牛乳を飲んだ時にお腹が痛くなる場合がありますが、これはラクターゼの働きが弱い場合に起こりやすい症状だと言われています。

糖質制限中は要注意!甘くて美味しい牛乳って何?

皆さんは、コーヒー牛乳やフルーツ牛乳はお好きですか?「甘いけれど、牛乳だから糖質やカロリーはあまり気にしなくても大丈夫!」と考えている方は要注意です。

このような種類の牛乳には、ジュースと同様に多くの砂糖が含まれており、飲みやすくすることで甘くて美味しい味にしているのです。これらのカロリーと糖質は以下のようになります。 コーヒー牛乳(200ml)のカロリーは約112kcal、糖質14.2g、フルーツ牛乳(200ml)のカロリーは約92kcal、糖質19.8gとなるため、糖質が他の種類の牛乳に比べてはるかに高いことがわかります。糖質制限中は、甘い誘惑に負けないようにしましょう。
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