焼酎の糖質とカロリー、栄養素|糖質制限中の焼酎はOK?

料理の知識

黒霧島

芋焼酎の横綱と言われ、「クロキリ」の通称で知られる「黒霧島」は、1998年に発売され、わずか14年で王者「いいちこ」の売り上げを抜いた本格派の芋焼酎です。トロリとした甘味が特徴で、おすすめの飲み方はロックです。もちろん、甘味はあっても糖質はゼロなので、安心して下さい。何故「黒」霧島なのかというと、黒麹を使っているから。白麹を使ってよりスッキリした味わいに仕上げた「白霧島」もおすすめです。

焼酎ダイエットで痩せた事例

糖質ゼロ、プリン体もゼロとくれば、焼酎はいかにもダイエットに向いていそうです。実際、ビールや日本酒を焼酎に変えて、おつまみなども低カロリーにしたら痩せたという事例は、枚挙にいとまがありません。中には、おつまみなどの工夫は一切せず、ただ、お酒を焼酎にしただけで痩せた!という強者の話も聞いたことがあります。

さすがに、お酒を変えただけで本当に痩せるの?という疑問がわくでしょうが、実は、ビールなどの酒量が多い方なら、焼酎に変えただけでも痩せられるだけの理由が、確かにあるのです。詳しくは、下記の「ダイエットには」のところでご説明します。

気になるカロリーは?

糖質ゼロ、プリン体ゼロ、と、良いことづくめの焼酎ですが、残念ながら、カロリーもゼロ、とはいきません。100mlあたりのカロリーを比べると、赤ワイン約72kcal、ビール40kcalに比べ、焼酎甲類(アルコール度数25度)約145kcal、焼酎乙類(35度)205kcal、ウィスキーは約240kcalと、蒸留酒はやや分が悪くなります。

ただし、蒸留酒のカロリーは、全てアルコールによるものです。アルコールのカロリーは他の栄養素より先に分解されて身体に残らないので、エンプティカロリーと呼ばれています。太らないカロリーなのです。それならいくら飲んでも安心……と、思うのは、ちょっと待ってください。 アルコールがなぜ、他の栄養素より先に分解されるかというと、身体がアルコールを毒だと判断するからです。先に排出しようと、身体が頑張ってしまうのです。なるべく肝臓や腎臓に負担をかけず、毎日飲む場合の焼酎の適量は、25度なら100mlと言われています。個人差はありますが、大体の目安として覚えておくと良いでしょう。

ダイエットには

太るお酒の代表のように言われているビールの糖質は、100ml中約3.1gです。ビール1缶は350ml、大きい缶は500mlです。これが、飲み会ともなると中ジョッキ、大ジョッキを何杯もということになりがちですから、糖質もそれなりの量になります。しかも、ビールには麦芽やホップの栄養が残っています。蒸留酒のカロリーはエンプティカロリーですが、醸造酒には他の栄養素もたくさん入っているのです。

これが、ビールなどが太ると言われる所以です。飲み会や晩酌のお酒を焼酎に変えれば、痩せるのはある意味当たり前のことかもしれません。ただ、焼酎も、糖質たっぷりの甘いサイダーやジュースで割ってしまったら、元も子もありません。ビールの代わりにするには炭酸水でわり、日本酒代わりならロックやお湯割りなどがおすすめです。これならあまりストレスもかからず、カロリーも糖質も増えず、良いことづくめなのではないでしょうか。
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