ナッツの糖質とカロリー、栄養素|糖質制限中のナッツはOK?

料理の知識

食べ過ぎない

ナッツは低糖質ですが、無糖質ではありません。よって、食べ過ぎると糖質を摂り過ぎてしまうことになります。例えば、コンビニで買える1袋80g程度のバーターピーナッツは、糖質が10g程度になるため、間食として摂取するには糖質が多すぎます。

また、食物繊維の多いアーモンドなどは、食べ過ぎるとお腹がゆるくなりやすいという問題もあります。 よって、ナッツを食べるときは、あくまでも適量(糖質5g程度)になるくらいの量でストップしておきましょう。

糖質が低めのナッツを選ぶ

カシューナッツの糖質は比較的高めであると説明しました。このことから、すべてのナッツが低糖質ではないことがわかります。購入するときは、必ず成分表を確認するようにしてください。糖質の記載がない場合は、炭水化物量から食物繊維量を引いたものを糖質の目安としましょう。

食塩不使用のモノを選ぶ

糖質制限という点では、塩分に関してはあまり気にする必要はありませんが、間食にいつも塩分を含んだナッツばかり食べていると、塩分過多になってしまう恐れがあります。糖質の問題はなくても、他の病気にかかる恐れがあるので、できるだけ食塩を使っていないナッツを選ぶようにしましょう。

ナッツの種類別の糖質の比較

糖質の多いナッツ

糖質が多いナッツには、カシューナッツ・バターピーナッツ・マカダミアナッツが挙げられます。カシューナッツの糖質は100グラム当たり20g、バターピーナッツでは14g、マカダミアナッツでは11gです。糖質制限中にナッツを食べようとしている人は、これらのナッツは極力控えるようにしましょう。

糖質の少ないナッツ

糖質が少ないナッツ人は、くるみやアーモンドが挙げられます。ちなみに100グラム当たりのくるみの糖質は4.2g、アーモンドの糖質は9.3gです。

くるみは、ビタミンE、B1、B6、葉酸、マグネシウム、銅、亜鉛が豊富であり、ナッツの中でも特に抗酸化作用が高いと言われています。また、アミノ酸の1種トリプトファンによる快眠効果もあり、さらに食物繊維も豊富に含まれています。味気ないので大量に食べるのは難しいかもしれませんが、サラダに混ぜるなどして工夫すると食べやすくなります。 一方アーモンドには、ビタミンEが豊富に含まれています(100g中31mg)。また、良質な油であるオレイン酸が全体の70パーセントを占めています。さらに硬水なみの豊富なミネラルも含まれています。 このように、ナッツを糖質制限中に食べるなら、くるみやアーモンドがオススメです。

オススメのくるみの食べ方

クルミには、生クルミとローストされたクルミの2種類があります。栄養価でいえば生クルミのほうが高いため、本来はローストされたクルミより、生クルミを食べたほうが良いです。

ところが、ローストすることで、抗酸化作用であるポリフェノール値(皮の部分)が2倍アップすると言われています。ただし、加熱処理を加えることで、ビタミン類が減少、たんぱく質は凝固し、酸化も進んでしまいます。生活習慣病予防や認知症予防にも効果を発揮する「オメガ3脂肪酸」は、その中でも特に熱に弱く、加熱することで酸化するため体にとって害になります。
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