ナッツの糖質とカロリー、栄養素|糖質制限中のナッツはOK?

料理の知識

ナッツの糖質量とカロリー、栄養素

ナッツの糖質は、種類にもよりますが、100グラム当たり約4グラムです。カロリーは100グラム当たり590キロカロリーと高めになっています。主な栄養素として、脂肪燃焼に欠かせないビタミンB2や食物繊維、また抗酸化作用がありアンチエイジング効果のあるビタミンEが豊富に含まれています。

ナッツの栄養価

栄養価が高いのもナッツを食べるメリットになります。木の実ですから、本来であれば地面に落ち、そこから芽が出て大木に育つ可能性もあったわけです。そのため、ナッツにはたくさんの栄養素が含まれています。

不飽和脂肪酸を豊富に含む

ナッツの特筆すべき栄養素が不飽和脂肪酸になります。不飽和脂肪酸という名前くらいは聞いたことがあるかもしれませんが、そもそもどういったものなのか分からない方も多いでしょう。

脂肪酸とは、脂肪が動物や植物の体中で蓄えられているときの状態だと覚えておきましょう。脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類あります。飽和脂肪酸は溶けにくく安定していますが、不飽和脂肪酸は溶けやすく不安定になります。 例えばマグロのトロの脂は、口の中に入れるだけで溶け出してしまいます。このような脂肪酸を「不飽和脂肪酸」と呼びます。ナッツを口に入れても脂肪酸が溶け出さないため分かりにくいのですが、ナッツにもこの不飽和脂肪酸がたくさんの含まれています。

不飽和脂肪酸は、悪玉コレステロールを抑制する効果があると言われています。悪玉コレステロールを減らすことで、動脈硬化の予防につながるとされています。中性脂肪を減らしたり、善玉コレステロールを増やすのも不飽和脂肪酸の役割です。

ナッツは糖質制限に効果があり、栄養価が高いだけでなく、健康を保つためにもとても優れた食材なのです。

ナッツは糖質が低い?

ナッツは種類によって糖質量に差があります。たとえば、くるみは低糖質ですが、カシューナッツは高糖質ではないものの、他のナッツに比べると糖質は高めになります。カシューナッツ100gで20gですから、標準的な糖質制限をしている人が100g食べると、1食での最大糖質摂取量(40g以下)の半分にもなってしまいます。

もっとも、1度に100gのナッツを食べることはほとんどないでしょう。糖質制限をしている場合は、おつまみやおやつとして1度に摂る糖質量を5g前後にして、そこから逆算してナッツを食べるといいです。たとえばカシューナッツの場合は、100gで20gの糖質ですので、これを5gの糖質にしたければ、25gまで食べていいことになります。バターピーナッツであれば35g程度になります。 ナッツは種類によって糖質が変わってくるため、糖質が多めのナッツを選ばない、もしくは食べる量を減らすようにすると、糖質制限中でも安心して食べられるようになります。

糖質制限中のおすすめのナッツの食べ方

ナッツは非常に優れた食材であると言えます。糖質制限中の間食にも適しているほか、優れた栄養価により体内環境を整える効果も期待できるからです。

そんなナッツですが、何も知らずに食べていくと効果がなくなってしまう可能性があります。ここでは、糖質制限中の人がナッツを食べるときの注意点をご紹介します。
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