マテ茶のカフェイン量と妊娠中・授乳中|赤ちゃんに気をつけたいこと

料理の知識

マテ茶のカフェイン量

マテ茶ってどんなお茶?

マテ茶って聞いたことがある、スーパーやコンビニでも見かけたりしますが、どんなお茶なのか詳しくは知らないという人は、少なくないのではないでしょうか。まず、マテ茶はどんなお茶なのか、ご紹介していきます。

原産地は南米の主にアルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイで、「イエルバ・マテ」というモチノキ科の葉や枝を乾燥させて、粉砕・精製し、湯または水を注いで成分を抽出した飲み物です。鉄分、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、食物繊維、ポリフェノールやビタミンAやBを含んでいて、葉緑素も豊富に含まれているため、通称「飲むサラダ」といわれています。 南米は肉食が中心で、野菜不足になりがちな食生活にマテ茶は欠かせない生活必需品となっています。

マテ茶の種類

マテ茶は、グリーン・マテ茶とロースト・マテ茶の2種類あります。グリーン・マテ茶は収穫した葉を水分量5~6%まで乾燥させ、粉砕し、1年間貯蔵して熟成させたものです。アルゼンチン、パラグアイではこのグリーン・マテ茶が飲まれています。

ロースト・マテ茶はグリーン・マテ茶を焙煎したもので、成分は減りますが香ばしさが加わり飲みやすくなります。こちらは主にブラジルで飲まれています。

マテ茶に含まれるカフェイン量ってどのくらい?

マテ茶に含まれている栄養素については先ほどご紹介しましたが、その他にもカフェインが含まれています。カフェインは、コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶、ココア、コーラ、栄養ドリンク、エナジードリンク、チョコレートなどに含まれていて、覚醒作用、解熱鎮痛作用、利尿作用のほかに自立神経の働きを高める、集中力を高めるなどの効果があります。

マテ茶に含まれているカフェインの量は、入れ方によっても変わってきますが、コーヒーの約1/4、緑茶の約1/2程度で、具体的には100mlあたり約10mgです。 ちなみにカフェインの取りすぎは健康障害を伴う危険性があるため、成人では1日あたり400mg未満に抑えることと提言されています。

コカ・コーラ社のマテ茶のカフェイン

マテ茶のカフェイン量と妊娠中・授乳中|赤ちゃんに気をつけたいこと

私たちがマテ茶の名前をよく耳にするようになったのは、日本コカ・コーラ株式会社から「太陽のマテ茶」が販売されてからです。もちろん、それまでも日本でマテ茶は飲まれていましたが、市販のペットボトル飲料として販売され、CMなどでその名前を耳にするようになってから、初めてマテ茶を飲んだという方も多いでしょう。

その「太陽のマテ茶」の成分表を見てみると、ナトリウム、カリウム、マンガンが含まれていることがわかります。では、カフェインはというと、コカ・コーラサイトのお客様相談室よくある質問にて、ウーロン茶に比べて約半分程度のカフェインが含まれているという記載がありました。
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