ビタミンB1を多く含む食べ物
ビタミンB1を多く含む食べ物で突出しているのは豚ひれ肉です。同じ豚肉でもロースだと100g中のビタミンB1の含有量は0.69㎎ですが、ひれ肉には1.32㎎含まれています。2位にあげられているすっぽんも0.92㎎と、1.00㎎を切っています。
それ以外の食べ物では、うなぎやたらこや豚肉の加工品であるハムもビタミンB1を多く含みます。しかし、たらこやハムは塩分も多いので摂りすぎには注意しなければなりません。 ビタミンB1には、疲労回復効果がありエネルギー代謝を正常に機能させます。疲労がたまると免疫力が低下して肌荒れや口内炎を引き起こしやすくなります。再生のビタミンである「ビタミンB2」と一緒に摂取すれば、より効果がアップします。ビタミンB6を多く含む食べ物
ビタミB6を多く含む食べ物は、レバー、カツオ、マグロなどです。その他にはニンニクや小麦胚芽などに含まれています。特にマグロは含有量が多く一切れ(約80g)に1.44㎎含まれています。この量は、成人男子の一日あたりの推奨量の1.40㎎と成人女性の1.20㎎を満たしているので、魚嫌いでなければ摂取しやすい栄養です。
またビタミンB6は、免疫のビタミンと言われています。「ビタミンB2」と一緒に摂ることで 感染しにくい体質を作り、ニキビや口内炎の予防や改善の効果をあげることができます。
ビタミンCを多く含む食べ物
ビタミンCを多く含む食べ物で際立っているのは、赤ピーマンと黄ピーマンです。100g中のビタミンCの含有量は、赤ピーマンが170㎎、黄ピーマンが150㎎あるのに対して、収穫時期が早いだけの青ピーマンは76㎎と半分以下しかありません。
果物ではアセロラや果肉が黄色いキウイ、イチゴに多くのビタミンCが含まれています。黄色い果肉のキウイならば1個、イチゴも数個で一日の推奨量を満たすことができます。(ビタミンCの一日の推奨量は成人男女とも100㎎) しみやそばかす対策として名前を知られているビタミンCも、他のビタミンB群を含む食べ物と組み合わせることで、より効果を上げることができます。たくさんの種類の食べ物を!
いかがだったでしょうか。ニキビや口内炎になるのを防ぐためにも、「ビタミンB2」がいかに重要な役割を果たしているのかを理解していただけたことでしょう。もちろん「ビタミンB2」だけでなく、他のビタミンB群やビタミンCを含んだ食べ物を一緒に取り入れて効果を上げる必要があります。どのビタミンが欠けても不調を生じます。
身体も皮膚も健康であるためには、できるだけ数種類の食べ物を使った献立を立てるように意識することが大切です。1日に32品目が難しいければ、1週間のスパンで32品目を目標にしても良いでしょう。 また、ニキビや口内炎になる原因は、ビタミン群の不足によるものだけではありません。ビタミン群は、飲酒やストレスによって体内で大きく消費されてしまうことも知っておきましょう。