結論から申し上げると、熱湯で淹れた紅茶よりも、水出し紅茶の方がカフェインの含有量は少なくなります。なぜかというと、カフェインは水よりも、温度の高いお湯の方がよく抽出されるという性質があるからです。ですので、水出し紅茶の方がカフェインの含有量が少ないのです。
紅茶が好きだけど、「カフェインが気になる」という人は、ぜひ水出し紅茶を試してみましょう。作り方は簡単です。冷水と茶葉を入れたポットを冷蔵庫に入れて8時間ほど置いておくだけです。水道水をそのまま使う場合は、火を通していないのでなるべく早く飲むようにしましょう。ミネラルウォーターでも作れます。妊婦さんやカフェインが気になる人にはおすすめです。しかし、カフェイン量がゼロになるわけではありませんので、飲み過ぎには気をつけてください。紅茶のカフェイン、妊娠中は大丈夫?
妊娠中はお母さんが摂取したものは、胎盤を通して胎児へ移行します。カフェインは健康な大人にも不眠などの悪影響を及ぼす成分ですので、胎児になにかしらの悪影響は出てしまうかもしれません。ですので、ノンカフェインの紅茶を選ぶか、紅茶の飲み過ぎでカフェインの摂り過ぎにならないように注意するようにしましょう。
そして、カフェインは授乳時にも注意しましょう。母乳を介して赤ちゃんに良くない影響を与えることがあります。ですので、授乳中にもカフェインを摂取する時には、気をつけるようにすると良いでしょう。生姜を入れるとカフェインの量は代わる?
生姜紅茶は体を温めるという事で人気があります。ですが、生姜を入れることによってカフェインの含有量が少なくなったり、多くなったりすることはありません。ですが、生姜紅茶には、ダイエットに効果的、冷え症に効くなど女性に嬉しい効果がたくさんあります。熱を通していない生の生姜には風邪を予防する効果もありますので、適度に摂取するようにしましょう。「生姜を食べると胃が痛い」「なんだかむかむかする」など生姜が体に合わないという人もいると思いますので、体に良いからと無理に飲まないようにしてください。
寝る前の紅茶は
眠れなくなってしまう
カフェインには、中枢神経系を興奮させて眠気を覚ましてくれるという作用があります。ですので、寝る前に紅茶を飲んでカフェインを摂取してしまうと眠れなくなってしまいます。なかには「カフェイン摂っても眠れるよ」という人もいるかと思いますが、そんな人は寝つきが良いだけで、本人が気づかないうちに、眠りが浅かったり夜中に何度も目が覚めてしまうなど、睡眠の質そのものが悪くなっている可能性があります。寝る前の紅茶は控えるようにするか、 カフェインの入っていない紅茶に切り替えるなど、気をつけるようにしましょう。
トイレが近くなる
紅茶やコーヒーでカフェインを摂取した後、トイレが近くなることはありませんか?それは、カフェインには利尿作用があるからです。利尿作用にはむくみをとるという嬉しい効果もありますが、寝る前に飲んでしまうと何度もトイレに行きたくなってしまう夜間頻尿になってしまいます。それが原因で不眠症になってしまいます。できれば、就寝2時間前以降に飲むことは控えた方が良いでしょう。
紅茶のカフェインのメリット
紅茶のカフェインにはデメリットもありますが、体に良い効果も色々あります。コーヒーしか飲まないという人も、紅茶を飲んでみてはいかがですか?
眠気覚ましに
先にもお話した通り、カフェインには眠気覚ましの効果があります。寝る前に飲んでしまうと色々な弊害がありますが、タイミングよく飲めば良い作用をもたらしてくれます。
朝起きて朝食と一緒に紅茶を飲むとすっきりなれます。香りがすっとしたフレーバーティーなどがおすすめです。 昼食後の昼寝にも紅茶はおすすめです。カフェインの眠気覚ましの効果があらわれるのは、摂取してから30分後と言われています。ですので、昼食時や昼食後の一服に紅茶を飲んで昼寝をすると、休憩終わりにシャキッと仕事に戻ることが出来るのです。