奨学金の返済があると結婚できない?奨学金が理由で反対されるケース

結婚

日本学生支援機構奨学金は奨学金の種類や進学先によって金額が以下のように異なります。

区分                  大学    短大   専門学校 第一種(無利息) 国公立[自宅生]   45,000円  45,000円  45,000円 国公立[自宅外生]  51,000円  51,000円  51,000円 私立[自宅生]    54,000円  53,000円  53,000円 私立[自宅外生]   64,000円  60,000円  60,000円 上記の金額か、3万円のいずれかを選択 第ニ種(利息付) 3万、5万、8万、10万、12万円から選択 ※(私立[医・歯])12万円を選択した場合、4万円の増額可 ※(私立[薬・獣])12万円を選択した場合、2万円の増額可 入学時特別増額 貸与(利息付)  10万、20万、30万、40万、50万円から選択

日本学生支援機構奨学金の申込方法

日本学生支援機構奨学金を受けるためには申し込みが必要です。また、申込方法がいくつかありますので注意してください。

予約採用

高校3年次に在籍高校を通じて進学後の奨学金を予約する制度です。申し込み時点で志望校が具体的に決まっていなくても申請できます。高校3年次の4月から5月に必ず案内があるので、見逃さないように気をつけてください。

【申込窓口:在学・卒業高校】 ※募集回数や締切り時期は高校によって異なるので必ず在籍高校に確認してください。

在学採用

進学した大学や専門学校を通して申し込む方法です。入学直後の4月に説明会が開かれ、募集は原則年1回だけなので、募集案内を見逃さないように注意してください。

緊急採用(第一種奨学金)・応急採用(第二種奨学金)

主たる家計支持者が失職・病気・事故・会社倒産・死別または離別・災害等で家計が急変した場合にいつでも申し込むことができる方法です。第一種を「緊急採用」、第二種を「応急採用」と呼んでいます。奨学金の貸与月額は、第一種、第二種とそれぞれ同じですが、採用基準が通常よりも緩やかな条件となっています。

日本学生支援機構奨学金の申請条件

日本学生支援機構奨学金を申請するためには2つの基準をクリアしている必要があります。2つの基準とは「成績基準」と「家庭の収入基準」の2つです。

成績基準

第一種 【予約採用】 高校1年から2年の成績が(5段階評価で)3.5以上 【在学採用】 新入生/高校2年から3年の成績が3.5以上 2年次以上/所属する学部(学科)の成績が上位1/3以内

第二種 【予約採用】【在学採用】ともに、以下のいずれかに該当するもの 1.高校での成績が平均以上 2.特定分野に優れた資質能力がある 3.学修に意欲があり、学業を確実に修了できる見込みがある

家庭の収入基準

日本学生支援機構奨学金を借りるにあたっての家庭の収入基準の目安です。 自分が志望する項目を確認してください。

■予約採用の場合 大学・短大・専修(専門) 区分         給与所得の場合     給与所得以外の場合 第一種(無利息)       781万円           349万円 第二種(利息付)      1,124万円           692万円 第一種と第二種の併用     720万円           306万円 入学時特別増額貸与  以下のいずれかに該当した場合に借りられます。 (利息付・一時金)  ●収入が第一種、第二種とは別に定める基準以下の場合 ●国の教育ローンを借りることができなかった場合

■在学採用の場合 大学 区分             給与所得の場合 給与所得以外の場合 第一種(無利息)国公立 自宅   805万円     373万円 自宅外  849万円     417万円 私立  自宅   854万円     422万円 自宅外  897万円     465万円 第二種(利息付)国公立 自宅   1,121万円     689万円 自宅外  1,165万円     733万円 私立  自宅   1,170万円     738万円 自宅外  1,213万円     781万円 第一種と第二種 国公立 自宅   716万円     303万円 の併用       自宅外  779万円     347万円 私立  自宅   784万円     352万円 自宅外  827万円     395万円 入学時特別増額貸与  ●収入が第一種、第二種とは別に定める基準以下の場合 (利息付・一時金)  ●国の教育ローンを借りることができなかった場合

短大 区分             給与所得の場合 給与所得以外の場合 第一種(無利息)国公立 自宅   790万円     358万円 自宅外  834万円     402万円 私立  自宅   837万円     405万円 自宅外  880万円     448万円 第二種(利息付)国公立 自宅    1,106円     674万円 自宅外  1,150万円     718万円 私立  自宅   1,153万円     721万円 自宅外  1,196万円     764万円 第一種と第二種 国公立 自宅   695万円     288万円 の併用       自宅外  757万円     332万円 私立  自宅   762万円     335万円 自宅外  810万円     378万円 入学時特別増額貸与  ●収入が第一種、第二種とは別に定める基準以下の場合 (利息付・一時金)  ●国の教育ローンを借りることができなかった場合

専修学校(専門課程) 区分             給与所得の場合 給与所得以外の場合 第一種(無利息)国公立 自宅   753万円     329万円 自宅外  801万円     369万円 私立  自宅   821万円     389万円 自宅外  860万円     428万円 第二種(利息付)国公立 自宅   1,077万円     645万円 自宅外  1,117万円     685万円 私立  自宅   1,137万円     705万円 自宅外  1,176万円     744万円 第一種と第二種 国公立 自宅   653万円     259万円 の併用       自宅外  710万円     299万円 私立  自宅   739万円     319万円 自宅外  790万円     358万円 入学時特別増額貸与  ●収入が第一種、第二種とは別に定める基準以下の場合 (利息付・一時金)  ●国の教育ローンを借りることができなかった場合

奨学金の返済苦問題

奨学金制度は基準を満たしていれば誰でも使うことが出来る制度ですが、この奨学金制度が後々の重荷となってしまうケースが増えているようです。ある記事では【奨学金返還訴訟は8年間でなんと約100倍(58件から6193件)にまで増えているというのだ。メディアで「奨学金を返せない」と嘆く学生・社会人の姿がたびたび報じられる一方で、若者に対して「自己責任では」「借りたものを返す自覚が足りないのでは」という厳しい声も上がる。】という表現がありました。

月8万円の奨学金を4年間借りると「約400万円」の借金

奨学金制度は自身の学費を借りることが出来る素晴らしい制度である事は間違いないのですが、「奨学金は自分の借金であり、自分で返済するもの」という事をよく理解せずに活用してしまい後々の返済で苦労してしまうケースが増えているようです。

借金返済に苦労しているパートナーとの結婚

「奨学金」と聞くとクリアなイメージを持つ方も多いと思いますが、奨学金は他の誰でもなく自分の借金であり、必ず自分で返すものです。その本質は銀行や消費者金融からの借入となんら変わりのないモノです。もしもあなたの結婚のパートナーが借金の返済に追われていたら、結婚を迷ってしまうのではないでしょうか?自分の知人や友人、もしくは子供が借金を抱えているパートナーとの結婚を相談してきたらあなたはどのようなアドバイスをしますか?

奨学金が借金である以上、結婚の障害となる事は間違いありません。

結婚前の借金はどうなる?

奨学金に限らず、結婚前に借金がある場合は結婚後にどのようんなことが考えられるのでしょうか?全体的な傾向ですが、男性の方が結婚が決まると、 今まで自由になっていたご自分の収入が自由にならなと判断し、解決をしようと動かれます。また、 女性に比べ借金額も多いケースがよくある為、観念せざるをえない状況になるようです。一方、女性は結婚前に借金を抱えても、比較的金額が少なかったりする為、 結婚後に返済できると判断するようです。

尚且つ、交際中になかなか借金がある事を言い出せず、 そのままゴールインとなります。お互い結婚前の問題なので、正直に話をし、今後の生活に極力影響が出ないようにするべきですが、 簡単に話せる内容ではない事も事実です。
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