アルコールの分解時間と5つの注意点|飲酒運転の種類

雑学

計算式

そのためには、あなたの身体が1時間に消化できるアルコール量と、摂取したアルコール量の2つを求める必要があります。1時間に分解できるアルコール量は、体重(kg) × 0.1で計算してください。そして、 飲んだアルコールの量は、[アルコール度数 ÷ 100] x 量(ml)× 0.8(アルコール比重)で求めます。

最後に、摂取したアルコール量÷1時間に消化できるアルコール量で、お酒が抜ける時間を計算することができます。

注意点

アルコールの分解時間と5つの注意点|飲酒運転の種類

お酒のアルコールが分解される時間を求めるための計算式は理解できましたか。とは言え、きちんと計算したからといって必ずしも正確な時間が導き出せるというわけではなく、こちらも目安に過ぎません。

アルコールの分解時間は、体重やアルコールの摂取量だけでなく、性別や年齢、体質、さらにはその日の調子によって変わってきます。続いては、アルコールが抜けるまでの時間を計算する際の注意点を紹介していきます。

注意点1:女性は男性より分解に時間がかかる

同じ量のお酒を飲んでも、体のつくりの違いにより女性のほうが分解に時間がかかります。女性は男性に比べると筋肉が少なく、脂肪が多い傾向にあります。

アルコールは肝臓に続いて筋肉などでも分解されるため、筋肉量が多い男性のほうが分解が速くなるほか、アルコールは脂肪に取り込まれにくいので、同じ量のアルコールを摂取すると男性より女性のほうが、血液に溶け出すアルコールは多くなり、分解にも時間がかかります。

注意点2:身体の大きさ・年齢で時間が変わる

アルコールの分解時間と5つの注意点|飲酒運転の種類

分解するまでの時間は身体の大きさによっても変わります。肝臓の大きさは体格に比例するので、一般的に小柄な人は肝臓も小さくなります。肝臓が小さい人のほうが分解できる量が少なくなり、時間もかかります。

また、加齢による体内の水分低下も、分解までの時間を長くします。人間の体内の水分比率は赤ちゃんの頃は80%と高いのですが、加齢とともに水分比率は下がり、高齢になると50%台にまで下がってしまいます。

注意点3:食後・空腹時で分解時間が違う

空腹時に飲酒した場合、肝臓に大きな負担をかけるため、分解までに時間がかかります。胃は食べ物を留め、溶かしてから小腸へ送る臓器ですが、胃の出口である幽門は、固形物が入ってきたときは締まるものの、液体のみの場合はそのまま小腸まで流してしまいます。

肝臓はアルコールを分解する器官ですが、一度にたくさん送られてきても分解しきれません。それどころか肝臓に大きな負担をかけ、分解までに時間がかかってしまいます。

注意点4:体質で分解時間は異なる

アルコールの分解時間と5つの注意点|飲酒運転の種類

先述したように、アセトアルデヒドは、肝臓のアルデヒド脱水素酵素(ALDH)によって分解されるのですが、ALDHには、アルデヒドが低濃度のときに働くALDH2と、高濃度にならないと働かないALDH1があります。

ALDH2の活性が弱いと、アセトアルデヒドが貯まりやすく、分解にも時間がかかります。ちなみに、日本人の約44%はALDH2を持たなかったり、弱かったりして、アルコールが中々分解されません。

転職がしたい女性におすすめのサービス

転職を希望している女性にオススメのサービスを紹介します。マイナビエージェントは、女性のための無料支援サービスです。

大手上場企業から人気ベンチャー企業、隠れた優良企業まで、多彩な求人を保有しており、高い専門性を兼ね備えた業界専任のキャリアアドバイザーが、あなたにぴったりの職場を見つけてくれるほか、キャリアカウンセリング、書類添削、面接対策など、あなたの転職をしっかりサポートしてくれます。
タイトルとURLをコピーしました