ハグとは?
HUG(ハグ)は、英語で、「抱きしめること」・「ぎゅっとする」事を言います。日本語変換すると「抱擁」と出ます。日本語では、仰々しい表現が使われますが、ハグという行動の適切な言葉が見つかりません。なぜなら、日本人にはボディタッチする習慣がないためでしょう。
近頃は、国際化も進んで外国で広くコミュニケーションとして使用されるようになりました。公の場でのハグだけではなく、愛情表現でもあるハグは幅広い使われ方と意味があります。国際社会に出ると必ずと言っていいほどハグの文化に触れますので、日本人には馴染みにくい表現文化ではありますが、理解することが必要です。 海外で困らないように、また日本で浸透しつつあるハグをスマートに使いこなしましょう。ハグの効果
日本人は、「和をもって尊し」の文化のせいか個性より、皆に合わせる考えを基本としています。むしろ知らない人でも同類の人というのが大前提で、明らかに違う考え方と解っている場合は、排除します。同じではない場合は表面上でも合わせようとします。違いを受け止めるまたは認める文化ではないためハグが発展しなかったのでしょう。
外国では個々の個性は自立した関係であるため、違いを認める文化です。そのため、人と人との違っていても当たり前ですが、自分と違っていても相手を認める行為としてハグをするのでしょう。 ハグの効果の一番は、「癒し」です。緊張の場面で相手を受け止めることで、相手は安心感を憶えます。それによってお互いの距離を縮めることができます。触れ合うことは幸福感を得ることができますし、ストレス解消や安眠などにも効果があります。ストレスがあるとき
ストレスに効果がある幸せホルモン「オキシトシン」は、ハグすることでも分泌されることがわかってきました。オキシトシンは女性ホルモンとして有名で、出産時の陣痛を促進したり出産後の母乳を出す作用があります。近年では、スキンシップを行うことでオキシトシンが分泌されることがわかってきました。
小さい子どもが怖かったり不安だったりする場合に、ハグすることで安心感や不安によるストレスの解消になります。また大人でも同様です。男女を問わず会社のストレスや感情的な時はハグすることで軽減になります。女性のホルモンバランスが悪くなる時期の更年期障害にもオキシトシンは効果があるので不安やイライラを軽減できます。