アーモンドの糖質量とカロリーと栄養素
お菓子コーナーにも置いてある香ばしくて美味しい「アーモンド」。実は「糖質制限」にもってこいの食べ物であることはご存知でしょうか。今回は「アーモンド」の栄養素からレシピまでご紹介していきます。おすすめするレシピを元に食卓に新しいメニューを並べてみてください。
アーモンドといえばカロリーや脂質が多く、肌トラブルの原因になるというイメージがありませんか?アーモンドがどうして「糖質制限」に向いているのか、まずは成分にどんな特徴があるのかをみていきます。
アーモンドには下記の栄養素が豊富に含まれています。 ○ビタミンB2 ○ビタミンE ○食物繊維 ○不飽和脂肪酸
これらの成分は健康に良いと言われているもので、それだけでも栄養素が高いことはお分かりいただけると思います。重要なのは、糖質量とカロリーです。100gあたり糖質が9.8g、カロリー606kcalとやはりカロリーは高いです。 では、1日あたりどのくらい食べても大丈夫なのかというところです。目安としては25~35粒程度(約1g)となっており、カロリーはだいたい150~180kcalとなります。ビタミンB2
アーモンドに含まれているビタミンB2には体にたまった脂肪を燃焼させる効果があるため、ダイエット中の方にとっては率先して摂取してもらいたい栄養素です。また、ビタミンB2はタンパク質や糖質を分解してエネルギーへ変える働きもあるため、食事で摂取したものをより効率よくエネルギーへ変え、脂肪としてためにくくする効果もあります。
つまり食事をする際にビタミンB2を一緒に摂ることで太りにくくなるため、食事と一緒にアーモンドを摂取することでダイエットができます。ビタミンE
ビタミンには水に溶ける水溶性ビタミンと、脂に溶ける脂溶性ビタミンの2種類があります。ビタミンEは脂溶性ビタミンの代表とも言えます。ビタミンEは脂からできている細胞膜に存在し、活性酸素の攻撃から細胞膜を守る働きがあります。体内にある酸化してしまった脂が老化や様々な生活習慣病の原因になります。特に40歳を過ぎると急激に血中の酸化した脂質の量が増加します。ビタミンEには、脂質が酸化して過酸化脂質に変質してしまうのを防ぐ働きがあります。
食物繊維
食物繊維は、便の量を増やして便秘を防ぐ役割があります。 昨今では心筋梗塞、糖尿病、肥満などの生活習慣病の予防に役立つこともわかってきました。
不飽和脂肪酸
エネルギー源や体の構成成分となり、血中の中性脂肪やコレステロールの量の調節を助ける働きがあります。また一部の不飽和脂肪酸には、脳神経の発達などを助けるなど、ほかの脂肪酸にはない働きがあるようです。
魚や植物油に多く含まれ、常温では液状で存在します。 不飽和脂肪酸は一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分けられ、さらに多価不飽和脂肪酸には、n-3系脂肪酸、n-6系脂肪酸などの多種に渡って分類されます。
不飽和脂肪酸が不足すると、発育不良や皮膚炎、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、学習能力・集中力低下などになる可能性があるため、手軽に摂取できるアーモンドは健康の鍵とも言えるものになります。アーモンドの効果
米国のハーバード大学の研究によると18~50歳の男女50名を対象として半年間アーモンドを食べ続けた結果、全員の体重が5キロ以上減ったそうです。しかも、その後の12カ月の間にリバウンドした方はいません。実際に上記のことが起こった事実から、ダイエットにもなるアーモンドの効果をご紹介していきます。
血液をサラサラにして代謝を上げる
「アーモンド=太る」というイメージがありますが、アーモンドに含まれる脂質の70%はオレイン酸という不飽和脂肪酸で、オリーブ油などの良質な油に多く含まれていて、ダイエットなどの健康に良いとされていて血液中の悪玉コレステロールを抑制する効果があります。
さらにビタミンEには抗酸化作用があり、コレステロールが血管に付着して血流を悪くするをの防ぎます。つまり、オレイン酸とビタミンEが揃うと血管を健康に保ち、血流を良くさせます。体の血流が良くなれば体が活発になって代謝が上がり、体にたまった脂肪を燃やしてくれるようになります。