大根の糖質とカロリー、栄養素、たんぱく質
糖質とは?
昨今、糖質制限ダイエットという言葉をよく耳にします。しかし、糖質という言葉はしっかりと理解・把握されていません。糖質とは炭水化物のことです。タンパク質、脂質とともに「三大栄養素」と呼ばれる重要な有機栄養素です。
今回は、大根の糖質・カロリー・栄養素についての特集ですが、糖質とは炭水化物であることを、まず念頭に置いてください。大根には100gあたり4.1gの炭水化物(糖質)が含まれています。ちなみに食物繊維は1.3gです。 糖質=炭水化物です。炭水化物は、人間の身体を支える三大栄養素であることを忘れての糖質制限ダイエットは、危険を伴うことがあります。順を追って、糖質(炭水化物)を抜くことの効果と危険性について紹介します。正しい糖質制限ダイエットを行ってください。大根のカロリー
大根のカロリーはいったいどのくらいなのでしょう。大根100gあたりのカロリーは18kcalです。人参が100gで37kcalなので、根菜類の中でも大変低カロリーです。とてもヘルシーです。大根を口にする時、それは分かります。
炭水化物(糖質)も100gあたり4.1gです。ちなみに人参は9gです。根に栄養を蓄える根菜類は炭水化物が多くなる傾向がありますが、大根にはそれがありません。サッパリ感が大根にはあります。大根は糖質制限に向いてる?
以上のように、大根は低カロリーです。もし、貴方が糖質制限によるダイエットを実行中でしたら、さらに嬉しい情報を差し上げましょう。大根には「ジアスターゼ」という脂質を分解する酵素が含まれています。
大根を生でかじると、辛さを感じます。これは「イソチオシアネート」という辛味成分で、代謝アップの効果があります。ジアスターゼとイソチオシアネートの相乗効果で、体内の脂肪が燃え、糖質が身体に付きにくくなります。ずばり、大根は糖質制限に向いています。大根の栄養素、タンパク質
大根100gには、0.4gのタンパク質が含まれています。大根に含まれるタンパク質はごく少量ですが、大根の中にはそのタンパク質よりも重要なものがあります。それは、タンパク質分解酵素のプロテアーゼと呼ばれます。
肉がメインの料理に大根を見かけたことはありませんか。生姜、玉ねぎなどとともに大根はよく使用されます。その理由は、プロテアーゼが肉のタンパク質を分解して柔らかくしているからです。 肉を食べ過ぎると胸やけや胃もたれがします。大根のプロテアーゼというタンパク質分解酵素は、そうした症状も抑えてくれます。ただ、この酵素は熱に弱いので大根おろしにして添えることをおすすめします。大根にはミネラル、ビタミン群も含まれる
大根はカリウム、鉄分などのミネラル成分を含んでいます。さらに、ビタミンB、ビタミンCにも恵まれています。現代社会の人間は、ビタミン不足になる傾向が高いので、大根は素晴らしい野菜ということになります。
糖質制限ダイエットの効果と危険性
糖質制限とは、もともと糖尿病治療のために考え出されました。実際に医療現場で行われている方法なので、正しいやり方をすれば効果は絶大です。
糖質(炭水化物)を摂取すると血糖値が上昇し、同時にインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンには、ブドウ糖をエネルギーとして貯える働きがあります。糖質を過剰に摂ると分泌されるインスリンの量も増えて、脂肪に変わり体内に蓄積されてしまいます。