ご飯の糖質とカロリー、パンとうどんとの糖質比較

料理の知識

ご飯の糖質とカロリー

ご飯の糖質とカロリーは?

ご飯は糖質やカロリーが意外と高いので、ダイエットしている人や糖尿病の治療をしている人などには嫌われ者の悪役扱いになっています。美味しいご飯に罪はないのですが、残念なことです。

お茶碗1杯分のご飯は約150gで、そのカロリーは約260kcal、糖質量は55.2gあります。これがどのくらいの量なのかピンとこないかもしれませんが、そのカロリーを消費するのにどのくらいの運動をすれば良いのか見てみましょう。

■ウォーキング101分 ■ジョギング61分 ■自転車38分 ■なわとび31分 ■ストレッチ121分 ■水泳38分 ■エアロビクス47分

ジョギングを1時間しないとご飯1杯分のカロリーを消費できません。ダイエットには大敵の数字です。糖尿病の治療では1日の摂取カロリーを1500~2000kcal程度に抑えますが、ご飯を3杯食べてしまうとそれだけで約800kcal、制限カロリーの半分くらいになってしまうのです。

角砂糖何個分?

では糖質はどうでしょうか。角砂糖の個数で比較されることがありますが、ご飯1杯分のご飯の糖質量は角砂糖17個分に相当すると言われています。

ただ、角砂糖と比較することはあまり意味がないとも言われています。糖質の種類が違うためです。ご飯の糖質は炭水化物で、でんぷんが主成分になります。でんぷんはアミラーゼなどの消化酵素によってまず麦芽糖に分解され、その後小腸の消化酵素、マルターゼによってブドウ糖に分解されてようやく体に吸収されます。これに対し、角砂糖はブドウ糖と果糖がくっついた二糖類で、体への消化吸収の時間が早く血糖値が急上昇するものです。特に果糖は内臓脂肪に変わりやすく肥満に関しては要注意物質になるものです。 要するに、体への吸収、代謝の状態が異なるので角砂糖とは比較ができないということです。ただ、ご飯に多くの糖質が含まれていることは間違いのないことですので適量のご飯に注意する必要はあるでしょう。

ご飯の量別の糖質

150g は茶碗一杯の量

150gのご飯はお茶碗1杯の量になります。糖質量は約55gです。ダイエットや糖尿病の治療では危険水域の量で、これ以下に抑えたいところです。もちろんこれだけでは満腹感は得られませんが、小さいお茶碗に超大盛りにすると150gくらいになります。見た目で満腹感を得られるかもしれません。試してみては。

ところで、外食でのいろいろな料理のご飯の量はどのくらいか知っていますか。牛丼の並盛りは260g、大盛りは320g、CoCo壱番屋のカレー普通盛りはご飯300gだそうです。意外と多いので、気を付けましょう。

200gは標準的?

200gのご飯は標準的な量なのかもしれません。男性はちょっともの足りない、女性では少し多いかなというところでしょうか。糖質は73gです。

「サトウのご飯」をはじめとするレトルトライスでは、200gの商品が圧倒的な品ぞろえになっています。小盛りで150g、特盛りで300gといった商品があります。発芽米ご飯やもち麦ご飯、玄米ご飯、マンナンご飯など腹もちが良いご飯では150g前後の商品が多くなっています。
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