映画館のお供として人気のポップコーン
「映画館で映画を観る時は、必ずポップコーンを買う!」「ポップコーンがないと映画館で映画を観ている意味がない」と言う人もいるほど映画館のイメージが強いポップコーンですが、テーマパークでもお馴染みのお菓子となっています。場所によりますが、ゲームコーナーにも設置されていることがります。現代でも身近なお菓子ポップコーンは子どもだけでなく大人にも好まれていますが、歴史が古いことをご存知ですか?
これまで発見されたポップコーンの痕跡の中で、最も古い痕跡は紀元前3600年前の遺跡にありました。この発見から分かったことは、ネイティブアメリカンの人たちがトウモロコシを利用して食べ物を作っていたことがポップコーンの始まりということです。当時の作り方は現代よりも危険なもので、乾燥させた種を焚き火の中に投げ込んで飛び出てきたものを食べていたと考えられています。ポップコーンになるとうもろこしは種類が決まっている
ポップコーンはとうもろこしからできたお菓子という認識は広くあると思いますが、とうもろこしであれば作ることができるわけではありません。ポップコーンを作ることができるとうもろこしはポップ種と呼ばれるもので、種を包む皮が硬い上に小粒といった特徴を持っています。このポップ種を乾燥させてから加熱をすると、種皮が弾けます。
弾ける理由は、粒の中に存在している水分が加熱によって沸騰した結果として膨張が始まり、その膨張による圧力に種皮が耐え切れなくなったからです。耐えられなくなった時に種皮が弾け、中で膨張した部分が飛び出てきます。その状態が、ポップコーンです。気になる糖質とカロリー、脂質、栄養素
想像として高カロリーと思われているポップコーンですが、実際にはどのような栄養価になっているのでしょうか。カロリーもそうですが、健康美容のためには脂質やタンパク質など他の栄養素の含有量も気になるところです。糖質制限ではカロリーはもちろん、糖質の量も大事です。
では、ポップコーンの栄養価についてお伝えしていきますが、最近は手作りでポップコーンを作る方もいます。お子さんがいるご家庭では、楽しみを兼ねてわざわざ自宅で作る方もいることでしょう。そのため、栄養価を手作りと市販に分けて説明します。また、フレーバーごとの栄養価についてもお伝えします。手作りと市販品の栄養価
ポップコーン1袋あたり、おおよそ50グラムです。商品によって差はありますが50グラムの栄養価を参考に、商品パッケージに記載されている容量で栄養価の計算をしてみましょう。
【市販品(1袋50グラムの場合)】○カロリー:242カロリー ○脂質:11.4グラム ○糖質(炭水化物):29.8グラム ○タンパク質:5.1グラム
【手作り】 手作りの場合は、作り方によって異なるため性格な数値は出すことができません。例としては、シンプルに作るではなくフレーバーを付ける場合はカロリー・脂質・糖質が上がりますが、ノンオイルで作るなどヘルシーな工夫をすることで市販品の栄養価と比べてカロリーや糖質がカットされます。その他の栄養素としては、ビタミンE・ビタミンB群・ミネラル分(カルシウムを除く)が豊富です。ミネラル分に関しては鉄・亜鉛・銅・マグネシウム・リン・ナトリウムが豊富で、ナトリウムは塩の味付けから察しがつくかもしれませんがカルシウム以外のミネラル分が豊富なことは魅力です。
ビタミンEはとても高く、50グラムあたり1.5ミリグラムも含まれています。別名トコフェロールと呼ばれるビタミンEは抗酸化力が強いことで話題となりましたが、とうもろこし自体にビタミンEが豊富なためポップコーンにしてもビタミンEは健在です。カリウムも同様に、元々とうもろこしに豊富なためポップコーンにした時の栄養価もカリウム分が豊富となっています。