味噌の糖質量とカロリー、栄養素
味噌は種類がいろいろ
味噌は、日本伝統の調味料であり、日本各地でつくられてきた結果、原料やその配合比率、熟成年数の違いによって、たくさんの種類がうまれることになりました。主となる原料から、大きく分けて、米味噌、麦味噌、豆味噌の3種類があり、また、米味噌のなかでも、甘味噌とよばれるものから、辛味噌とよばれるものまで複数あります。
やっかいなのは、その種類によって、糖質量が異なることです。糖質量が多い順に並べると、次のようになります。いずれも大さじ1杯での比較です。米味噌(甘味噌) 糖質5.8g 塩分1.1g 39kcal 減塩味噌 糖質4.6g 塩分0.9g 39kcal 麦味噌 糖質4.3g 塩分1.9g 36kcal 米味噌(赤辛味噌)糖質3.1g 塩分2.3g 33kcal 米味噌(淡辛味噌)糖質3.0g 塩分2.2g 35kcal 豆味噌 糖質1.4g 塩分2.0g 39kcal
米味噌(甘味噌)や麦味噌といった、熟成期間の短いものが、糖質量が多胃のがわかるでしょう。豆味噌、とくに八丁味噌は3年熟成させる長期熟成の味噌で、辛口なのが特徴です。ひとよっては、苦味がつよいと感じるかもしれません。糖質制限食で使えるものは?
味噌で最も糖質が低いのは豆味噌です。豆味噌の糖質の量は、同量の濃口しょうゆとほぼかわりません。もし、味噌の種類で選ぶのであれば、豆味噌を主役とするとよいでしょう。ただし、いくら味噌だけを糖質量を基準に選んだとしても、味噌汁は具材をあわせていただくものですから、具に糖質の高いものをえらんでは、意味がありません。
また、米味噌やその他の味噌であっても、具材の組み合わせや一緒に食べるほかの料理とのバランスを考えれば、まったく使えないということはないでしょう。ひとつ注意するべきは、糖質の少ないものは、塩分が高めであること。その点も、健康のために注意しておく必要があります。