はちみつの糖質とカロリー、栄養素|糖質制限中のはちみつはOK?

料理の知識

はちみつの糖質とカロリー

甘味料として使える「はちみつ」の糖質やカロリーは、どれくらいあるのでしょうか?糖質制限をするなら、調味料の糖質やカロリーにも注意を払わなければなりません。食品成分表によると、はちみつの100gあたりの栄養成分は、【エネルギー:294Kcal/水分:20.2g/たんぱく質:0.2g/脂質:0.0g/炭水化物;79.7g/食物繊維0.0g】となっています。

糖質は、炭水化物から食物繊維を引いたものなので、79.7gから0.0gをひいたものになります。つまり、79.7gがはちみつの糖質です。そしてカロリーは294Kcaです。

砂糖と比べてみる

それでは、同じく甘味料の砂糖を見てみましょう。砂糖の100gあたりの栄養成分は【エネルギー:384KCal/水分:0.8g/たんぱく質:0.0g/脂質:0.0g/炭水化物:99.2g/食物繊維0.0g】となっています。100gあたりで見ると、砂糖の糖質は99.2gでカロリーは384KCalです。糖質もカロリーも、「はちみつ」の方が砂糖より低いことが分かります。

しかし、調味料は1食に100gも摂取することはないので、もう少し分かりやすく大さじ1あたりで糖質とカロリーを比較してみましょう。ちなみに、同じ大さじ1でも「はちみつ」と砂糖では重さが違います。「はちみつ」の大さじ1は21gです。そして砂糖の大さじ1は9gです。

「はちみつ」と「砂糖」の大さじ1

「はちみつ」と砂糖の大さじ1あたりの糖質とカロリーを計算すると次のようになります。「はちみつ」の糖質は16.8gで、カロリーは62KCalです。砂糖の糖質は、8.2gで、カロリーは35KCalです。こうして見ると、「はちみつ」の方が砂糖より糖質もカロリーも高いのですが、大さじ1の重量が「はちみつ」は、砂糖の2倍以上あることから考えると、けっして高いと言うわけではありません。

また甘みは、「はちみつ」の方が砂糖の1.3倍あり、使用料は1/3で砂糖の代用となります。つまり、砂糖の大さじ1と同じ甘みが必要な時の「はちみつ」の糖質は5.6gでカロリーは20.7KCalとなります。糖質もカロリーも砂糖の約2/3です。

「はちみつ」にはどんな効果や栄養があるの?

「はちみつ」には、良質なビタミン類やミネラル類をはじめ、アミノ酸や酵素などが豊富に含まれています。「はちみつ」のビタミンやミネラルは、体内に吸収されやすいことが特徴で、健康効果だけではなく美容効果も高いのです。はちみつに含まれるビタミン類とミネラル類の種類は、以下の栄養素です。

【ビタミン類】ビタミンB₁・B₂・B₆・ビタミンC・ビタミンK・ビオチン・葉酸・ニコチン酸・パントテン酸【ミネラル類】カリウム・ナトリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・亜鉛・鉄・銅・マンガン

「はちみつ」の効果

「はちみつ」には、どのような効果があるのでしょうか?「はちみつ」は、体内に取り込まれてからエネルギーとなるのが早いので、疲労回復に効果があります。また、「はちみつ」に含まれているカリウムは、体内の余分な塩分を排出する働きをするので、高血圧の予防にも効果を発します。その他に、腸内のビフィズス菌を増やしたり、便秘解消などの整腸作用効果もあります。

「はちみつ」の摂取で注意すること

「はちみつ」は、1歳未満の乳児に与えてはいけません。「はちみつ」は、ボツリヌス菌に汚染されていることがあり、腸内細菌の少ない乳児は感染してボツリヌス症になってしまいます。免疫力の弱い乳児は、死に至るケースもありますので、十分に注意しましょう。

「はちみつ」にはどんな種類があるの?

「はちみつ」には、色々な種類があることを知っていますか?「レンゲはちみつ」や「アカシアはちみつ」は、たいがいのスーパーマーケットに置いているので、知っている方も多いでしょう。スーパーマーケットでは、めったに置いていませんが、トチや菩提樹などの樹木の花から集めた「はちみつ」、ひまわりやクローバーの草花から集めた「はちみつ」、オレンジやさくらんぼなどの果実の花から集めた「はちみつ」もあります。

他には、ラベンダーやローズマリーなどのハーブの花から集めた「はちみつ」や、アーモンドやコーヒーなどのナッツ類の花から集めた「はちみつ」もあります。
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